アクセス道路の両側に店舗が並ぶ
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繊研plus京王電鉄は下北沢駅高架下などに商業施設「ミカン下北」を3月30日、開業した。地域の回遊性を高めるとともにこれまで周辺に薄かった「〝働く〟視点を取り込む」(南佳孝取締役常務執行役員開発事業本部長)複合型の施設になった。名称をミカン=未完として、街との連携などで成長し続けるあり方を目指す。
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下北沢駅周辺の再開発に伴い設置するもので、高架下と線路脇のほか、線路に沿って東京・世田谷区が整備したアクセス道路の向かい側のA~Eの5街区を整備した。合計の延べ床面積は5310平方メートルで、30日に開業したのはA、D、E街区。C街区はすでに駐輪場として使用されており、B街区は今夏オープン予定。ツタヤブックストアを核に飲食店など19店を揃える。物販では下北沢で古着や雑貨を扱う東洋百貨店の別館やゾフが入る。さらにコワーキングスペース、シェアオフィスの「サイクルバイケイオウ」、世田谷区の図書館カウンターも設けられた。
〝下北妄想会議〟として街や地域との連携を探る場を設けており、協業やイベントを具体化することにしている。多様な文化が集まる下北沢の新たな拠点になることを目指す。
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