JR三ノ宮新駅ビル外観(全景)
Image by: JR西日本
JR西日本と独立行政法人都市再生機構西日本支社(UR)、神戸市が、三宮周辺地区の再整備についてJR西日本グループとURの共同事業として「JR三ノ宮新駅ビル」の開発方針を発表した。延床面積約10万平方メートルの大規模施設で、2029年の開業を予定している。
神戸市は、三宮地区抱える「乗り換え動線がわかりにくい」や「駅から周辺のまちへのつながりが弱い」といった課題を解決するため、2015年9月に三宮周辺地区の「再整備基本構造」、2018年9月「えきまち空間」基本計画を策定。地区全体の魅力の向上を図るため、6つの駅が1つの大きな「えき」となるよう空間を創出することで、人と公共機関を優先とした「三宮クロススクエア」を段階的に整備する方針を発表した。その後、2021年10月にJR西日本とURと「JR三ノ宮新駅ビル及び三宮周辺地区再整備の推進にかかる連携・協力に関する協定」を締結。駅と駅をつなぐ見通しの良い乗り換え動線や、まちに向かって開かれた空間、待合とイベントスペースの確保などを目的に、新駅ビルの開発はJR西日本グループが行い、URは土地の一部を取得し、公共施設活用に関わるルールづくりやエリアマネジメント組織の立ち上がりを支援するという。
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JR三ノ宮新駅ビルは、地下2階、地上32階、塔屋2階で構成。施設内には、店舗面積約1万9000平方メートルの商業施設や客室数250室のホテル、賃貸面積6000平方メートルのオフィス、2500平方メートルの駅前広場を設ける。国内外からさまざまな文化を取り入れて発展した神戸の歴史に基づき、神戸の産業や多様な文化を背景とした付加価値の高いものを提案し、ホテルでは神戸の多様な文化に触れる体験の提供する予定だという。
■JR三ノ宮新駅ビル
所在地:神戸市中央区雲井通8-1-2
着工予定:2023年
開業予定:2029年
敷地面積:約8600平方メートル
延床面積:約10万平方メートル
高さ:約160メートル
階数:地下2階、地上32階、塔屋2階
JR三ノ宮新駅ビル外観(全景)
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三宮クロススクエア(東側・第1段階)のイメージ
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JR三ノ宮新駅ビル外観
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駅前広場上空デッキ(ミント神戸前から南西を望む)
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JR三ノ宮新駅ビル及びその周辺の乗換動線イメージ
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神戸三宮「えきまち空間」基本計画
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