「ウィゴー(WEGO)」が、原宿竹下通り店に「WEGOプリパーク」を新たに開設し、2月19日にリニューアルオープンする。面積としては店内の約4分の1を占め、最新機種「ハルイロセカイ」を含むフリューのプリントシール機7台を配置。撮影前にメイク直しができるメイク台ではヘアアイロン無料レンタルなどのサービスを提供する。
プリパークは原宿竹下通り店に入店して左奥のスペースに構え、スペース奥には5つのメイク台を設けた。希望者には「サロニア(SALONIA)」のヘアアイロンを無料で貸し出すほか、充電スポットを用意し、スマートフォンなどの充電にも対応する。
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メイク台
Image by: FASHIONSNAP
原宿竹下通り店はウィゴーの大型店と位置付けられ、他の大型店では取り組めない実験的な施策を積極的に取り入れている。原宿は新型コロナウイルス感染拡大以降、プリントシール機を扱う店舗の閉店が相次ぎ、若者が集える場所が減っている状況を踏まえ、プリパークの開設を決めたという。
プリパークのエリアには、かつて物販スペースやフォトスポットなどを配置していた。直近では古着の販売にも力を入れていたが、下北沢エリアでの需要が高いことから、古着は下北沢店での取り扱いを強化し、原宿竹下通り店はウィメンズに特化した体験型ライフスタイル&カルチャーストアとして刷新するという。
最新機種はクリアシールに印刷される
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物販スペースは減ったが、アニマルカチューシャやエクステなど、若者の「ネタプリ(テーマを設定して撮影したプリントシール)」に使える雑貨類を充実させ、撮影前の購入につながるような導線を作った。昨年3月にデビューしたスクールグッズのライン「ウィゴースクール(WEGO SCHOOL)」のニットカーディガンやハーフジップジャージーもプリントシール撮影のために購入されるケースが多いことから、原宿竹下通り店のリニューアルに合わせて売り場を設けた。
アニマルカチューシャは550円で販売
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また、撮影後にプリントシールを用いてデコレーションできるスペースも設置。デコレーションした台紙を店内に飾ることも可能で、ウィゴーとしてはプリパークのSNS上の情報拡散につなげたい考えだ。
ウィゴーの望月大作取締役によると、プリパークは「アフターコロナを見据えた施策」とし、時期を見て食物販のスタートも検討する。「コロナ禍は学校行事が中止になり、思い出の場で撮影することが減った。プリントシールとファッションを掛け合わせた提案で、学校帰りに集まって思い出を作る“たまり場”を提供したい」(望月氏)。プリパークの反響次第では他のウィゴー大型店にも導入を視野に入れるという。
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