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繊研plus楽天の21年12月期連結決算は、楽天市場や楽天ファッションなど国内ECの流通総額が前期比10.4%増で5兆円を突破した。成長は年々加速しており、4兆円達成から「過去最速の1年」で5兆円に到達した。第4四半期は11.7%増の1兆5000億円で、前年同期比45.2%増と大幅成長した20年度からもさらに拡大した。国内EC事業の売上収益は前期比18.1%増の7119億2600万円、営業利益は37.7%増の742億3100万円だった。
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「楽天市場」「楽天西友ネットスーパー」「楽天ビューティ」「楽天GORA」など、ECサービス間でのクロスユース拡大が流通総額を押し上げており、今後もこれを推進する方針だ。
なお、楽天の21年12月期連結売上収益は、過去最高の1兆6817億5700万円(前期比15.5%増)と2ケタ増収だったが、営業損益は1947億2600万円の赤字となった。主力のEC事業がコロナ禍の巣ごもり需要の一巡後も高い成長を続けている一方で、楽天モバイル関連の先行投資がかさんでいる。
投資を続けている「楽天モバイル」は4G人口カバー率が96%に到達し、約4年前倒しで達成。楽天モバイル契約後に、これまで楽天のサービス利用経験がなかったユーザーの35%が1年以内に楽天市場の利用を開始するなど、ECの新規客獲得にもつながっており、さらなる「楽天エコシステムの成長を見込む」としている。
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