ソフトシェルチップを使ったひも先加工を充実
ファッションビジネス専門紙「繊研新聞」公式サイト
繊研plus組みひものこるどん(静岡県富士市)は、サステイナビリティー(持続可能性)に対応したアイテムを充実させながら、アパレル製品のデザインのポイントになる商材の販売に力を入れている。
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今期から再生コットンに加えて、再生ポリエステルを使ったひもを販売する。ここ5~6年、「ポリエステルのひもがアパレル用途で多く使われるようになっている」(川村友美社長)といい、「環境配慮型商材の選択肢を増やす」狙いだ。
ポリエステルのひもは、なかでも太さ6~8ミリの「Fコード」が人気。当初はネックストラップなどの用途が多かったが、徐々にパンツのウエストゴムやパーカへの採用が増加。より幅広で存在感を出せるひもの需要も高まっているため、このほど約10ミリのLLサイズを新発売し、最大1.5センチまでの別注対応も行うなど、デザイン面でも需要に応えている。
キャンプやアウトドア用品向けの引き合いが高まっており、太さ10ミリのナイロンザイルコードの反応が良い。ナイロン100%のパラコードも人気。太さ4~5ミリながらも頑丈で多様な柄に対応できる点が支持されている。
全体的にニーズが多様化しており、ひも先加工のバリエーションも増やしている。ファスナーの引き手やマスクストラップ、パーカやドローコードなどの用途で、ソフトシェルチップを使った加工にも力を注いでいる。
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