ゴールドウインが、石油由来の化学繊維に代わる環境配慮素材の製品開発を推進するため、植物由来のポリ乳酸繊維「プラックスファイバー(PlaX Fiber)」を開発するスタートアップ企業Bioworksと資本業務提携を締結した。ゴールドウインが展開するブランドでの製品化を目指す。
プラックスファイバーは、ポリ乳酸にBioworksが独自開発した改質剤を加えて開発された繊維素材。植物由来の素材で、水と二酸化炭素に分解することができる生分解性、燃やしても空気中に二酸化炭素を排出しないカーボンニュートラルという特性を持ちながらも、従来のポリ乳酸の弱点である耐熱性、強度、染色性を改善した。ゴールドウインは環境負荷低減素材の積極活用を推進する中で、プラックスファイバーの環境配慮素材としての将来性に期待し、資本業務提携を締結に至ったという。
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ゴールドウインはこれまでにもバイオベンチャー企業Spiberへの出資を行い、構造たんぱく質素材を使用したアパレル製品を発売するなど環境問題の解決に注力。2030年には環境負荷低減素材を使用した製品比率を90%以上に引き上げることを目標に掲げている。
■ゴールドウィン:公式サイト
■Biowork:公式サイト
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Image by: ゴールドウィン
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