(写真左から)内山雄太、濵田航平
Image by: FASHIONSNAP
今年のお買い物を振り返る「2021年ベストバイ」。9人目は、国内最大規模のスニーカー&ハイブランドフリマアプリ「スニーカーダンク(SNKRDUNK)」を運営するSODAの代表取締役 内山雄太さんと、モノカブの代表取締役 濵田航平さんの2人。競合サービスだった両者ですが、グローバル展開に向けて今年7月にSODAがモノカブの全株式を取得して統合し、話題を集めました。そんな2人が初めて一緒にメディアに登場。買って良かったモノを紹介してもらいました。
目次
ADVERTISING
【内山】1994年 NIKE エア ジョーダン 1 ブレッド
スニダン内山雄太(以下、内山):1994年モデルのエア ジョーダン 1で、8月ぐらいにスニダンで購入しました。2020年9月から中古の取り扱いを開始したんですが、最近ヴィンテージ系のモデルの出品が増えていて。
FASHIONSNAP.COM(以下、F):ジョーダンが多いですか?
内山:そうですね。1985年のシカゴや、今年復刻したニュートラルグレーのモデルのオリジナルとか。
モノカブ濵田航平(以下、濵田):2002年の「シュプリーム(Supreme)」と「ナイキ(NIKE)」のコラボレーションモデルも出品されていましたね。
内山:古いモデルもたくさん出るようになったので、面白いなと思って見ていたらこれがあったので買いました。今も高い人気があるブレッドカラーの歴史を感じられます。
F:ヴィンテージスニーカーは結構な数を集めているんですか?
内山:これが初めてのヴィンテージモデルです。履ける物を買うことの方が断然多いですが、最近は毎日寝る前とかに自分のサイズ関係なしでヴィンテージモデルを探していて。少しハマっちゃいそうです。
濵田:中古販売は一期一会ですからね。
内山:サービスとしては光栄なことですが、すぐに買われちゃうので、見つけたら買わないと、と思っていたときに見つけたのがこれでした。
F:ヴィンテージモデルはアプリよりもショップを介して売る人が多いイメージでしたが、増えているんですね。
内山:以前はショップが多かったんですが、最近はスニダンやメルカリで売る人が増えていますよ。元々、ヴィンテージ系はヤフオクが強かったですから、こういったサービスで売却することに抵抗が少ない人も多い印象です。
F:「スニダン」タグは外さないんですか?
内山:履く予定がないので、外さないつもりです。あと今日これに出すから付けておこうと思って(笑)。
F:スニーカーは月何足ほど買っているんですか?
内山:波がありますが、平均すると月2〜3足ですかね。今日履いている「マジックスティック(MAGIC STICK)」のコラボモデルも中古で、先週ぐらいにスニダンで買いました。
F:スニダン以外で買うこともあるんですか?
内山:スニーカーだと今年はスニダンでしか買ってないですね。一次流通が一回も抽選に当たらなかったので......。
F:他に狙っているモデルはありますか?
内山:「ユニオン(UNION)」のエア ジョーダン 4や、「アンブッシュ(AMBUSH®)」のダンク、シュプリームのシャツとかは欲しいなと思っています。
F:スニーカーはやっぱりナイキなんですね。
内山:そうですね。「アディダス(adidas)」のイージー(YEEZY)とかも一時期は履いていたんですが、いつの間にかナイキばっかりになっていました。
F:11月にオープンした原宿店に並んでいたスニーカーも全部ナイキでしたもんね。
濵田:ナイキを選ぶのは履き心地が良いからですか?それともデザイン?
内山:デザインですね。シルエットが大き目のものが好きなのかもと最近気づきました。
【濵田】NIKE×sacai×fragment design LD ワッフル
濵田:これはモノカブの最後の思い出に買いました。
F:フラグメントとのトリプルコラボによる「LD ワッフル」ですね。
濵田:サカイのコラボモデルはブレーザーもワッフルも持ってはいるんですけど、マイサイズじゃなくて飾っているという状況だったので、ちゃんと履けるものも1足欲しいなと思っていたんです。ちょうどモノカブ終了のタイミングで、このモデルが安くなっていたので買いました。
内山:デザインも格好良いよね。
濵田:スウッシュや、シュータン、シューレースがダブルになっていて。フラグメントが小さい頃からの憧れということもあって気に入っています。
F:サカイコラボではどのデザインが一番好きですか?
濵田:ブレーザーのハイカットですかね。あまり人気はないんですけど、ボリュームのあるシルエットが格好良いなと思っています。
F:今日履いているのはエア ジョーダン 1のハイカット。モノカブタグが付いたままですが、外さないんですか?
濵田:最近購入したものは外すようにしているんですが、昔買ったやつは付けっ放しにしているんです。「atmos con」には宣伝としてタグ4つ付けで行ったりしていたこともあって(笑)。「モノカブ使ってるよ」と話かけてもらえるので良かったんですが、まあ格好良くは無いと自覚はしていますよ。
F:ちなみに濵田さんは今年何足ぐらいスニーカーを購入しましたか?
濵田:月1足以上は絶対に買っていたので、20足くらいです。
F:全てハイプスニーカーですか?
濵田:いや、そんなこともないですよ。ただ、自分の中では最大で5万円までかなという感じはあるので、それ以上のスニーカーを買うことは今の所ないと思います。あまりプレ値がいくら付いているとかは考えていなくて、それよりも確実に届いて偽物をつかまされることなく買いたいという思いの方が強いですね。
内山:確かに。買えない欲しいものをプラス1、2万円とか払って買えるんだったら良いという考えです。
F:濵田さんも毎日アプリをチェックしているんですか?
濵田:もちろんチェックしています。最近ナイキばかり買っているので、「ニューバランス(New Balance)」に少し興味が出てきています。「履き心地が良い」という話はよく聞くんですが、履き心地を求め始めると年を取ったなと感じるので、葛藤があります(笑)。
【内山】カシオ G-SHOCK スケルトン「GA2100SKE-7AJF」
F:「オーデマ ピゲ(AUDEMARS PIGUET)」のロイヤルオークのデザインに似ていることから「カシオーク」と呼ばれているカシオの「Gショック(G-SHOCK)」ですね。
内山:ずっとアップルウォッチを着けていて、普通に満足していたんですが、スケルトン系のデザインが好きなのでこれを買いました。サイズが3つあって、これは真ん中のサイズ。本当は一番大きいサイズを買いたかったんですが、冬に厚着したら袖口がモコモコするのが苦手なのでこのサイズにしました。
F:これもスニダンで購入したんですか?
内山:そうです。発売されたのは今年の2月なんですが、当時は知らなくて。スニダンを眺めていたら偶然あったので9月ぐらいに買いました。定価より少し高いぐらいだったと思います。
F:スニダンは取り扱いアイテムの拡大を加速させていますが、時計も今後は増えていくんですか?
内山:そうですね。今のところ高級時計は「ロレックス(ROLEX)」ぐらい。うちのユーザー層としては高級時計よりもカシオやシチズンとかの価格帯の方が反応は良いのかもと思っています。ジャンルを徐々に増やしていく想定で、今は様子を見ている状況です。
F:アップルウォッチはどんどん便利になっているので、正直アップルウォッチの後にGショックを着けると不便に感じることが多そうですが。
内山:通知が来るのは便利でしたが、いざ変えてみると不自由は何もなかったですよ。時間も結局スマホで見ることが多いですし。スケルトンで夏の方が映えそうなので、来年の夏が楽しみです。
【濵田】NIKE エア ジョーダン 2
濵田:次はスニダンで買ったエア ジョーダン 2です。スニダンの中古品をザッピングしていたときに見つけて買いました。「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー™(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH™)」とのコラボモデルが発売される前だったので、1万6000円くらいのリーズナブルな価格で売られていました。来年あたりに人気が出るんじゃないかなと睨んでいるんですよ。
F:近年、エア ジョーダン 1は人気ですが、エア ジョーダン 2はあまり注目されていませんよね。
濵田:そうですね。エア ジョーダン 2は2018年の「メロ」復刻以降、話題になることがなくてずっと寝かしているような状態で。ようやくコラボが出てきたと思ったら1発目がオフ-ホワイト。来年はユニオンとのコラボが出るという噂もあるので、バリエーションが増えるにつれて人気になっていくんじゃないかなと。
F:なるほど。デザイン的にはどこが気に入っていますか?
濵田:シリーズ唯一のイタリアメイドなので、ドレスシューズのような雰囲気があるんです。これまで履いてきたスニーカーとは違うデザインで、新鮮に感じるのも魅力の一つだと思いますね。
F:スニダンではこれが初購入ですか?
濵田:統合してからの初購入はこれです。
F:統合前もスニダンを利用されていたんですね。
濵田:競合サービスの確認として何回か買ったりしていましたよ。
F:内山さんも?
内山:そうですね。最初の方は何回か買っていましたけど、途中からは毎日アプリを開いて、どっちの方が値段が安いかとか、モノカブが最近何に取り組んでいるのかを常に見る程度であまり買わないようにしていました。
ADVERTISING
PAST ARTICLES
【買ったモノ】の過去記事
RELATED ARTICLE
関連記事
READ ALSO
あわせて読みたい
RANKING TOP 10
アクセスランキング
銀行やメディアとのもたれ合いが元凶? 鹿児島「山形屋」再生計画が苦境