ファッションライター・エディターの栗山愛以
Image by: FASHIONSNAP
VETEMENTS パロディTシャツ
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F:キム・カーダシアン率いるカーダシアン家のリアリティー番組「カーダシアン家のお騒がせセレブライフ(Keeping Up with the Kardashians)」のパロディTシャツですね。
栗山:デムナとグラムのヴァザリア兄弟が中心メンバーとして始まった「ヴェトモン(VETEMENTS)」なので、「Keeping Up with the Gvasalias(ヴァザリア家についていく)」というユーモアがいいですよね。番組自体はコロナ禍になってから見るようになって、そのときにこのTシャツも出てきたので、ぴったりなタイミングでした。
F:番組を見てみてどうでしたか?
栗山:カーダシアン家はこの業界にいると避けては通れない人たちですが、今まで特に注目することはなかったんです。でも、見出すと面白くて。毎日ばっちりヘアメイクをして着飾り、いきいきと暮らす家族の姿を見ていると爽快な気分になります。世界中で人気のある番組であることが理解できましたね。
F:次ヴェトモンで狙っているアイテムはありますか?
栗山:実は「FASHION IS MY PROFESSION(ファッションは私の専門分野です)」というTシャツやパーカなどが出ていて、欲しいなと思っています。
F:“プロフェッサー栗山”と呼ばれている栗山さんにぴったりなアイテムですね。是非着用している姿を見てみたいです。
河野富広のウィッグ
F:付け毛付きのヘアアクセサリーですね。
栗山:もともと髪型を変えるのが好きで、いろんな色に挑戦して、すごく髪を痛めてきました(笑)。そんなときにウィッグアーティストの河野富広さんが作られているアクセサリー感覚のウィッグを見つけて購入しました。
F: どこで買ったんですか?
栗山:河野富広さんのイベントです。レオパード柄になっていてパンチも効いていて惹かれました。他にも三つ編みが付いているゴムや前髪のウィッグなども持っています。
MM6 Maison Margiela ヘアバレッタ
F:続いて、ヘアアクセサリーつながりでマルジェラらしい髪の毛のバレッタですね。
栗山:マルタン本人が髪の毛のデザインを出してきているので、こういう使いやすいアイテムとして登場しているのは、取り入れやすいですね。
F:ヘアアクセサリーはどんなときに付けますか?
栗山:服を着てみて、何か物足りなく感じたら付けますね。ジュエリーを付ける感覚です。不器用なので編み込みなどのヘアアレンジとかできないんですけど、これさえ付けておけば“やっている感”は出るので(笑)。
D’HEYGERE ブレスレット風イヤリング
F:珍しい形のイヤリングですね。
栗山:伸ばしても、輪っかにしても付けられるデザインです。ユーモアがあってインパクトのあるアイテムが多いので、毎シーズン購入しているブランドです。
F:「ディヘラ(D'HEYGERE)」を知ったきっかけは?
栗山:数年前に表参道のセレクトショップ「ハイ アンド シーク(High and Seek)」の夏川イコさんに「いいブランドがあるよ!」と教えてもらい、リングを購入させてもらったのがきっかけでした。それからパリで取材をさせてもらったこともあります。
F:気鋭ブランドで、日本のセレクトショップに広がってきていますね。
栗山:ただ気鋭ブランドはクオリティーに難があり、すぐ壊れちゃうんです。その点は悲しいんですが、まだ資金不足で生産体制が整っていないことも多いでしょうから仕方がないところも。発想が面白ければ応援する意味でも買いますね。
今年を振り返って
F:今年の買い物を振り返っていかがですか?
栗山:海外に行っていない割には、結構買ったなと思いました。パリコレ取材に行くときは、半分買い物目的という感じなのですごい量になるんですけど。
F:買い物の傾向はありますか?
栗山:素敵なショーを見たりすると欲しくなっちゃいますね。パンチがあるかどうかと、時代を経ても魅力的であり続ける強さがあるかどうか。着た後にすぐいらなくなってしまうような服は買わないです。一生分着るものはあると思いますが、ずっと持っていたいですね。
F:次に欲しいアイテムはありますか?
栗山:Y2Kトレンドの流れを取り入れたいので、2022年春夏の「ミュウミュウ(MIU MIU)」ですかね。短いスカートかトップスを、お腹を見せずにコーディネートしたいと考えています。
栗山愛以
ファッションをこよなく愛するファッションライター・エディター。早稲田大学第一文学部文芸専修卒業、大阪大学大学院修了。「コム デ ギャルソン」で広報担当を7年間務めた後、首都大学東京(現・東京都立大学)大学院を経てライター活動を開始する。現在はモード誌を中心に活躍中。辛口の愛あるコメントとイラストにファンが多数。多くの雑誌やWEBで活躍中。
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