凹凸を軽減、細かい表現も可能
ファッションビジネス専門紙「繊研新聞」公式サイト
繊研plusトーマネは12月16日、和紙で作ったマネキン「ワルツ」を発表した。廃棄が課題になるFRP(繊維強化プラスチック)製を置き換える環境配慮型マネキンとして打ち出す。
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紙でマネキンを作るには紙を張り重ねるなどするため、表面の凹凸や手指などの細かい表現に限界があるが、同社は紙に特殊加工を施すことでファッション分野で使用可能なレベルを確保している。さらにFRP製に比べ2割程度の重量で作業効率も高まる。この造形技術で特許を出願したという。
22年4月ごろの市場投入を予定しており、従来の倍程度の月額1万3000~2万円でのレンタルを想定している。
同社の工場や物流倉庫のある茨城県常陸大宮市の無形文化財、西之内和紙を使ったもので、地域活性化にもつなげる。
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