「明るく、希望に心躍る」鮮やかなコーラルオレンジ
ファッションビジネス専門紙「繊研新聞」公式サイト
繊研plus日本流行色協会は、22年の色に「ジョリーコーラル」を選んだ。蛍光がかった、鮮やかなコーラルオレンジだ。系統色名はビビッド・イエロイッシュ・ピンク。
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オレンジはポジティブなイメージを抱きやすく、コミュニケーションや興奮、活動を連想する色とされる。ジョリーコーラルは、コロナ禍の先行き不透明な時代を過ごしてきた生活者に「前に進む力を与えてくれるような」やや赤みを帯び、優しく発光するオレンジだ。長く沈み停滞していた心にふわっと光を差し、疲れた心身にビタミンと喜びをチャージしてくれる色とも考えた。
同協会は色への関心を高めることを目的に、15年から毎年「今年の色、来年の色」を発表している。流行色ではなく、その年のムードを象徴する様々なキーワードを包含したテーマカラーと位置付ける。
今年の色はウェブで一般投票を行い、2年連続でグレーに決定した。先の見えない不安や閉塞(へいそく)感の表れだが、新型コロナウイルスの感染状況が落ち着き、少し明るさが見えてきたことを受け、グレーでも明るいグレーやシルバーを挙げる声もあったという。2位は緑、3位は黄色だった。
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