デザイナーやフォトグラファー、そしてライターやコレクターなど複数の顔を持つことで知られていたカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)。そんな彼が残した遺品が今回サザビーズ(sotheby's)によってオークションにかけられた。ラガーフェルドはヨーロッパ各国に複数の邸宅を構え、インテリアにも強いこだわりを持っていた。彼がその生涯の中で集めた品々は生前から何度かオークションにかけられていた。
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今回のオークションには1000点を超えるラガーフェルドゆかりのアイテムが出品され、彼のトレードマークになっていたレザーのフィンガーレスグローブから愛猫の食事に使われていた食器までさまざまな商品が並ぶ。さらにエディ・スリマン(Hedi Slimane)時代の「サンローラン(SAINT LAURENT)」も多数出品されている。11月26日から2022年3月にかけてオンラインとモナコ、パリ、ケルンの3都市のリアル会場で開催され、合計8回に分けて売却される予定だ。
12月3日から5日までモナコのモンテカルロで開催された一回目の対面のオークションでは、ルイ・スー(Louis Sue)の家具や村上隆のオブジェ、シルバーウェアやガラス食器など幅広いアート・デコ作品が出品された。
12月13日から15日にかけて、2回の対面オークションがパリにて開催される。パリでは、ラガーフェルドが65歳から亡くなるまでの20年間で集めていたマーク・ニューソン(Mark Newson)やマルタン・ゼケリ(Martin Szekely)といった未来的な作品にフォーカスを当てたコンテンポラリーデザインのコレクションが出品される。その他、オンラインでも既にオークションが開催されているが、ケルンでの3回目の対面オークションの詳細については未だ発表されていない。
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