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繊研plus第20回全国高等学校ファッションデザイン選手権大会「ファッション甲子園2021」が、青森県弘前市で開かれた。新型コロナウイルスの感染状況を考慮して、出場チームの招へいを見送り、ウォーキング動画や写真を基に非公開で審査した。
応募総数は全国95校、2248点。うち34チームが作品審査に参加した。優勝は、五所川原第一高等学校(青森)。「不安」をテーマに、ドレスの身頃に鳥のモチーフを縫い付けて、羽ばたいている様子を立体的に表現した。副賞として奨学金10万円や国内ファッション研修などが贈られた。
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準優勝の山本学園情報文化専門学校(愛知)は、「Re…」をテーマに、一枚の布から服を作っていた原始の時代を回帰し、切り込みを入れた布を1600枚組んで無縫製の服を作った。同校は、20回大会を記念した海外ファッションブランド協会賞も受賞した。
3位は愛媛県立松山工業高等学校(愛媛)、審査員長特別賞は二葉ファッションアカデミー高等課程が選ばれた。
審査発表はZoomを通してオンラインで行われた。総評として、海外ファッションブランド協会の有賀昌男会長(エルメスジャポン社長)は、「世界中の人がくじけそうになっているなか、ファッションの力の素晴らしさや勇気づける力を感じた。それは言葉や文化の壁を乗り越えることができると思う。今回の経験やパッションを仕事や人生に生かしてくれれば社会は素晴らしいものになる。頑張って下さい」と語った。
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