良品計画は7月3日、ベトナムの首都ハノイに東南アジア最大級の売り場面積を誇る「ムジ・ビンコムセンター・メトロポリス(MUJI Vincom Center Metropolis)」をオープンした。同店は、日本大使館の近くにある商業施設ビンコムセンター・メトロポリスの1階と地下1階部分にオープンした。400種類以上のパターンに加えてオリジナルのイラストを購入した布製品に刺繍を入れられる「刺繍工房」や、スタンプでオリジナルのラッピングを作ることができる「MUJI YOURSELF」、クリエイターやデザイナーのワークショップを開催するスペース「OPEN MUJI」、Caféスペースなど充実のサービスが用意されている。
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建物のコンクリート素材がそのまま生かされ、古材や現地で調達した竹素材を使ったモチーフを店内のデザインに用いられており、ベトナムの居心地の良い伝統的な屋台をイメージした空間が実現された。店内中央のCaféスペースではコーヒーや米粉パンなどの軽食、和菓子などが提供され、現地の人々の憩いの場となることを目指す。また、ベトナムと日本の文化を体験できるワークショップも開催される予定だ。食品売場では、ベトナム産の新鮮な有機野菜や果物に加え、コーヒー、ドライフルーツ、チョコレート、ライスペーパーなどのローカル食品も取り扱われる。
良品計画は、「地域の皆様と共に交わす何気ない会話からベトナムの人々とつながり、ハノイで暮らす方々の生活に欠かせない存在になりたいと考えています。『MUJI Vincom Center Metropolis』は、ベトナムの方々のくらしに役に立つ店舗となるよう、これからも無印良品の考える『感じ良いくらし』を発信していきます」とコメントしている。
無印良品は2020年8月末時点で、Café&Meal MUJI等も含めて国内に合計479店舗、海外には1991年の初進出以来550店舗を有しており、31の国と地域で展開している。営業収益の海外比率は31.8%となっている。
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