「FASHION FRONTIER PROGRAM」のメインヴィジュアル
デザイナーの中里唯馬が、一般社団法人「unisteps」と共催し未来のデザイナーを育成・支援するプログラム「FASHION FRONTIER PROGRAM」を始動した。第一期生8人の募集を公式サイトで8月5日まで受け付けており、応募は無料。プログラム参加者は最終審査に向けたインキュベーション期間中、制作に必要な素材や機材の提供のほか、専門家によるアドバイスを受けられる。
応募条件には、「独自のアイディアにソーシャルレスポンシビリティの視点を交え、ファッションのフロンティアを開拓するような志を持っているか」を設定し、年齢や職業、経歴などの制限は設けていない。
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プログラムの運営は、環境省やVOGUE JAPANとも連携。審査員は中里のほか、VOGUE JAPANの渡辺三津子編集長、建築家の妹島和世、国立環境研究所・生物多様性領域室長の五箇公一、慶應義塾大学医学部教授の宮田裕章が参加する。審査基準の社会的責任には「透明性の担保」「多様性・包摂への視点」「自然環境配慮」「循環型システムへの視点」「労働環境への配慮」「動物福祉への配慮」の6つの項目を、創造性には「美しさを定義できているか」「過去に無い新しさか」「唯一無二であるか」「タイムレスなデザインか」の4つの項目を設定している。
プログラムの参加者は8月中旬に発表し、通過者8人には8月下旬から11月までのインキュベーション期間に制作を多方面からサポート。制作の途中経過や作品を各種メディアに掲載することも支援内容に組み込まれている。最終審査では3人に賞が付与される。2022年1月からは参加者全員を対象に、専門家や企業とのコラボレーションに向けた支援を得ることができるラボを開始する。
FASHION FRONTIER PROGRAMの関連イベントとして、トークイベント「開拓者精神を持つ未来のファッションデザイナーへ」をオンラインで開催。中里、渡辺編集長、小泉進次郎環境大臣が参加し、YouTubeで7月21日19時から配信する。
■FASHION FRONTIER PROGRAMスケジュール
募集期間:2021年7月5日(月)〜8月5日(木)
第一期生8人決定:2021年8月下旬
最終選考通過3人発表:2021年12月頃
公式サイト
「FASHION FRONTIER PROGRAM」のメインヴィジュアル
「FASHION FRONTIER PROGRAM」のロゴ
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