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繊研plus【パリ=松井孝予通信員】仏LVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトングループが傘下の伊メゾン「エミリオ・プッチ」の全株を取得したことがわかった。同グループは00年からプッチ株67%を所有しており、残り33%を同メゾン創業家族から譲受した。投資額は未公表。仏メディアによると、創業者の娘ロドミア・プッチ氏はバイスプレジデントを退任し、同メゾンのアーカイブと歴史的遺産の仕事に専念するという。
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LVMHは4月、伊トッズグループの株所有率を3.2%から10%に引き上げるなど、伊ラグジュアリー産業界での存在感を増している。プッチは17年からアーティスティックディレクターが空席のまま、クリエイターや今シーズンの米「シュプリーム」とのカプセルコレクションを発表してきた。LVMHの新経営体制で、47年創業プッチの再生が注目される。
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