ナイキ(NIKE)は6月24日、2021年3〜5月期の決算を発表した。売上高は123億4400万ドル(1兆3626億円*)で前年同期比で96%増加し、2019年同期比で21%増加した。通期での売上高はは445億ドル(4兆9299億円*)になり、2022年5月期は史上初の500億ドル(5兆5000万円)を超える可能性が出てきた。さらに、ナイキの3〜5月期決算はアナリストの予想を上回る内容で、ナイキ株は一時15.5%と急騰し、ダウ平均を130ドル押し上げた。
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社長兼最高経営責任者のジョン·ドナホー(John Donahoe)は、「今四半期と通年のナイキの好業績は、ナイキ独自の競争上の優位性と世界中の消費者との深いつながりを示しています。 21年度は、『消費者向け直接加速戦略(Consumer Direct Acceleration strategy)』を市場全体で実現したナイキにとって極めて重要な年でした。私たちの勢いに支えられて、私たちはイノベーションとデジタルリーダーシップに投資し続け、ナイキの長期的な成長の基盤を築きます」とコメントしている。
同社の第4四半期の収益成長は、北米、EMEA(欧州、中東、アフリカ)およびAPLA(アジアパシフィック、中南米)において、新型コロナウイルスの影響で一部の実店舗は閉鎖されていたものの、同社の第4四半期の収益成長は卸売出荷の増加によって牽引された。実店舗の営業再開後もEコマースが前年同期比で41%増と力強い成長を続けた。
*1ドル=110円換算(6月27日時点)
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