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繊研plus【パリ=松井孝予通信員】仏競売会社アールキュリアルがクリスティーズと共同で、故高田賢三さんがサンジェルマンの自宅アパートで所有していた家具・調度品やアートコレクション、賢三さん自身による絵画やモードコレクションとプロトタイプのオークションを開催した。
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出品された550ロットの物品は全て落札され、総額は評価額の約5倍にあたる250万ユーロ に上った。最高額をつけたのは、ウィリアム・エグルストンの13枚のポートフォリオ「キャデラック」で4万6800ユーロ 。賢三さんが日本画家・釘町彰に依頼した総壁画「シャドウズ」は評価額の10倍の4万5500ユーロ の値をつけた。また賢三さんの筆による油絵も高額を付けた。
賢三さんの未発表のコレクションはプロトタイプも含め132ロット(150ピース)が出品され、世界のコレクターたちに注目された。
ジャカードのトレンチとタフタのブラウスのアンサンブルが落札額3380ユーロ で最も高かった。
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