ケリング(KERING)が、ドメスティックバイオレンス(以下、DV)に関するグローバルな方針を策定した。DVの被害を受けた従業員に対し、特別休暇の付与や専門機関の紹介、勤務地の変更やフレックスタイムの導入といった労働条件の調整、経済的支援など様々なサポートを行う。
ケリングでは、国籍や文化を問わず女性の約3人に1人がDVを経験していることや、国際労働条約ILOが採択した「職場における暴力およびハラスメントに関する条約」の適用を受けて一連の方針を策定。被害を受けた従業員には機密扱いの支援策を提供する。
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ケリングの人事部長、ベアトリス・ラザ(Béatrice Lazat)は「この先駆的な方針を策定することで、ケリングは従業員の心身の健康と安全に対する絶対的なコミットメントを明確に示しています。DVは、容認されてはなりません。特にコロナ禍でこのような暴力が増加している状況において、私たちはグローバル・グループとしてこの問題に立ち向かい、被害を受けた人々に実際的な支援を提供する役割があると考えています」とコメントしている。
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