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セブツークロスプラスは3月12日、2021年1月期通期決算を発表した。売上高は640億200万円(前年比109%)、営業利益は12億4800万円(同412%)、当期純利益は20億100万円(同321%)と増収増益となり、2004年の上場以来、営業利益と当期純利益で最高益を達成した。コロナ禍の昨年5月に全国の量販店やドラッグストア、ECで販売を開始した「パステルマスク」が、累計販売枚数が7500万枚を突破する大ヒット商品となり、業績に貢献した。
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部門別では、衣料品の卸売りが前年比85.9%と苦戦したものの、ファッションマスクなどの非衣料品の販売が138億円と急拡大した。店舗は緊急事態宣言による休業や時短営業の影響で同70.5%となった。ECは同186.7%と好調を維持した。
クロスプラスの株価は、2021年1月期第3四半期を発表した昨年12月17日に1457円となり、12月11日の805円から約1.8倍まで急騰した。現在、3月16日の終値は1134円だった。
2022年1月期の業績予想は、売上高は620億円(前年比96.9%)、営業利益は22億円(同102.4%)、当期純利益は20億5000万円(102.4%)とした。来期はニューノーマルのビジネススタイルに合わせたテレワークウェアを強化し、ファッションマスクの新商品を開発するとともに販路を拡大していく。さらに、不採算の実店舗の撤退を進め、 EC販売に広告費を投入し、EC化率アップに注力していく。
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