「はるやま」の看板
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はるやまホールディングスの完全子会社 はるやま商事の新社長に、AOKI元社長の中村宏明氏が就任する。4月1日開催の臨時株主総会および臨時取締役会において、代表取締役に選定される予定。現社長の治山正史氏は会長として残り、引き続きはるやまホールディングス代表取締役社長と兼務する。
中村氏は1963年東京都生まれ。1987年にアオキインターナショナル(現AOKIホールディングス)に入社し、2002年6月に子会社のヴァリック(現快活フロンティア)の取締役に就任。2005年4月に同社の代表取締役社長に昇格した。AOKIホールディングスの常務取締役やアニヴェルセル代表取締役社長などを経て、2017年4月にAOKIの代表取締役社長に着任。国内初のビジネスウェアの月額定額サービス「suitsbox」の立ち上げなどに取り組んだが、社長就任から約1年後の2018年6月にAOKIホールディングス取締役副社長に異動となり、同年9月に辞任。その後はアンカーズ取締役やポラリス・キャピタル・グループ顧問を務めた。
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社長交代は「意思決定の迅速化と持続的な利益成長、企業価値向上を実現するため」としている。また、はるやまホールディングスでは執行役員制度を廃止し、はるやま商事では同制度の導入する方針を固めた。
人事異動のほか、はるやまホールディングスとはるやま商事の組織変更を同日に発表。はるやまホールディングスではグループ全体の経営戦略の強化や新規事業開発の促進のため「総合企画グループ」などを新設し、マーケティング部など複数の部署ははるやま商事に移管する。はるやま商事では、社長直轄部門として経営企画部とマーケティング部を新たに設立するほか、事業部横断での営業推進を目的に法人営業部とEC部を独立させる。新設のデジタル戦略本部ではIT支援の実現を目指すという。
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