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繊研plus「スピンズ」などを運営するヒューマンフォーラム(京都市)は高松市の商店街に、国内古着を無人販売する新形態の店舗「エフシーエルシー・スーパーマーケット」をオープンした。コロナ禍によって、あふれた古着を循環させることができないかと考え、実験的な店を立ち上げた。
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2月26日に常盤商店街の空きテナントスペースを使用し、約33平方メートルで開設した。同店について説明する掲示版を設ける。商品は1着500円が基本であること、購入する場合は店の奥にあるポストにお金を入れることなどが明記してある。売り場の定期的な管理は近隣のスピンズ高松店で行う。
同社は古着屋としてスタート。コロナ禍によって、おうち時間が増加して家庭の整理整頓から出る古着が増えたこと、新興国をはじめとした海外への古着の輸出が困難になったことから、現在は古着が国内にあふれ返る状況で、自治体によっては古着の回収を休止しているところもある。この現状を何とか改善したいと考えて出店に至った。
まずは3月末までの期間限定で運営。赤字になれば閉店するが、採算が合うならば新たな出店もしていく計画だ。
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