蝶理の公式サイトより
繊維商社の蝶理が、住友商事子会社で繊維関連商品を専門に扱うスミテックス・インターナショナルの全株式を取得し、子会社化すると発表した。取得価格は非公表。中期経営計画で掲げる基本戦略の一環としており、繊維事業の持続的成長維持に向けて事業基盤の強化を図る。
スミテックス・インターナショナルは、綿織物問屋として1898年に創業した竹中商店を起源とし、業歴は120年以上にわたる。現在は繊維関連商品のOEM事業を国内で展開。住友商事は1963年から資本参加している。
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今回の子会社化により、蝶理は化合繊に加えて、スミテックス・インターナショナルが長年取り扱ってきた綿を含む主要繊維原料の総合展開が可能になるほか、環境商材から高機能商材までを幅広く取り扱う蝶理のオリジナル商材をスミテックス・インターナショナルの取引先に提案できるようになるなど、シナジー効果の創出が見込めるという。両社は縮小傾向にある国内のアパレル向け繊維市場において競争力を強化することで、企業価値向上を目指す。
なお、2019年度の売上高は、蝶理の繊維事業が1145億2000万円、スミテックス・インターナショナル(子会社2社を含む連結売上高)は465億1800万円。
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