8. TNTOR 超薄型モバイルバッテリー
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F:薄っ!これは薄いですね。厚さ何ミリなんですか?
光山:4ミリです。薄いですよね。ちなみに容量は2500mAhです。
F:正確ではないかもですが、iPhone miniが2,227mAh、iPhone Proは2,815mAhと言われています。その間って感じですね。
光山:僕はProを使っているので満充電はできないですけど、十分ですね。結局バッテリーって容量とサイズはトレードオフなんですよ。なので、かなり割り切ってサイズをとってます。正直、普段の生活でiPhoneの充電が切れることってあんまりないですよね。都内にいれば、ほぼどこかで充電できる環境に整備されてきたというか。
F:そうですね、一緒にいる人がバッテリー持っていたり、飲食店でもケーブル用意してたりしますもんね。これはどうして買ったんですか?
光山:手ぶらで出かける時に使ってたバッテリーが重いなぁって思ったんです。特に夏になるとポケットの数が減るので、できるだけコンパクトなやつを探してたらこれになったんです。なんかすごく普通の理由ですみません(笑)。
F:ちなみに1880円(2020/12/30現在)と激安ですね。
光山:この価格を見てモバイルバッテリーってコモディティなんだなぁって思いました。
F:ちなみにこのUSB-Cはなんですか?
光山:iPhone以外を充電する時に使ってます。ライトニング以外の機器が多いので一応念の為に。
今年を振り返って
F:今年を振り返ってどうでした?買ったものが例年に比べてだいぶ落ち着いた感じに思えるんですが。
光山:やっぱり直接見て買うというやり方に制限がかかったのが大きいですね。ECで買うのもとても便利なんですが、お店に足を運んで悩んで、一度帰ってまた悩んで、また足を運んで買うみたいなことって重要なんだなって思いました。すぐポチって簡単に買ったものはすぐ記憶からなくなってしまうというか。「得やすいものは失いやすい」ですね。
F:そうですね。ただ今年はECがあって本当に良かったと思う年でもありました。
光山:とても有り難かったですよね。これまでECを使わなかった人が活用するようになって市場がさらに大きくなったと思います。ただ、それが本当に良かったのかはまだなんとも言えなくて。人間の最大のエンターテインメントってコミュニケーションなんですよね。僕自身は接客を受けるのは苦手なんですが、それでも店員さんと話したりするうちに色々知ることがあったり話しが広がったりするとこの人と話せて楽しかったなって思いますし。ECは当たり前ですが、売るためにあるので商品の知識は知ることはできるんですが、販売に関係ない雑談とかはないですよね。本当はその雑談や服を買う時の思い出が買い物の醍醐味なのかもしれませんね。
F:この買ったモノシリーズ(2017年)で登場したエルメスのチェスターコート2枚買いでも、店員さんに「紺の方が似合ってます」って断言されてましたよね(笑)。
光山:それを押し切ってグレーも買ったんですよね(笑)。今でもそのコートを着ると「グレーも似合ってると思うんだけどなぁ」ってその時のことを思い出します。そこから「あのコート買った時は、仕事であんなことあったな」みたいな思い出が出てくるんですよね。買って終わりじゃなく、買って始まりみたいな感じです。
F:コロナで甚大な影響を受けているファッション業界についてはどう思いますか?勝ちと負けがハッキリしてきたと思いますが。
光山:ユニクロのような最大公約数な服とファンと密接に繋がっている最小公倍数な服が生き残ったなとは思います。相当な淘汰が始まるんだろうなとは思います。
F:コロナでファッション業界からも多くの人材が去っている状況です。
光山:ファッションの定義は、アパレルに乗っかっている付加価値の部分を指していたんだと思います。でも今は、ファッションがいろいろな製品に散らばってアパレルだけをファッションと言えなくなっている状況です。なので縦軸じゃなくて横軸で考えると別にアパレル業界から去ったと言ってもファッション業界からは去ったことにならないのかなって思います。
F:めちゃくちゃポジティブですね(笑)。
光山:いや、個人的には色々回って帰ってきて欲しいとは思ってますよ。しっちゃかめっちゃかな業界なので、しっかりした人がいないとカオスになっちゃうと思うし(笑)。ファッションはパッションですね。それさえ持てばどこでもファッションはできますよ。苦しい1年だったからこそ、僕自信も試されたと思います。買い手としてこの苦境を乗り越えたデザイナーたちがどんな服を出してくるのか今からとても楽しみです。
■光山玲央奈(Reona Mitsuyama)
FASHIONSNAP創業者。2009年に株式会社レコオーランドを設立し、代表取締役に就任。アウトドアに憧れるインドア派。
■光山玲央奈のベストバイ
【2014年】【2015年】【2016年】【2017年】【2018年】【2019年】
■2020年ベストバイ
・サカナクション山口一郎が今年買って良かったモノ
・かまいたちが今年買って良かったモノ
・ファッションエディター 大平かりんが今年買って良かったモノ
・Sumally代表 山本憲資が今年買って良かったモノ
・大坂なおみが今年買って良かったモノ
・エッセイスト 犬山紙子が今年買って良かったモノ
・ヤプリ代表取締役 庵原保文が今年買って良かったモノ
・川谷絵音が今年買って良かったモノ
・NANZUKAオーナー 南塚真史が今年買って良かったモノ
・繊研新聞 小笠原拓郎が今年買って良かったモノ
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