今年のお買い物を振り返る「2020年ベストバイ」。最後の11人目は、FASHIONSNAP創業者で社長を務める光山玲央奈。今年はアウターを買わなかったそうで「大分節約になった」とのこと。お家で自転車を漕ぐためについに手を出した先進サービスなど、いつもとは違ったラインナップになった光山の2020年に買ってよかったモノ8点。
2020年ベストバイ ラインナップ
1:またも2色買い「Maison Margiela ニット」
2:シャレのきいた遊び心満載の「doublet PUPPET ANIMAL EMBROIDERY T-SHIRT」
3:究極の室内フィットネス「VZfit × FITBOX LITE × Oculus Quest 2 × Wahoo RPM」
4:オフィス移転がきっかけで出会った「Dr.Franken × Kosuke Tsumura」
5:スニーカーではなく履きやすい革靴?「HERMÈS Buster sneakers」
6:サイクリングブランドのバックパック「BLUE LUG THE DAY PACK」
7:ルックスに惹かれた「Callaghan サンダル」
8:コンパクトかつ激安「TNTOR 超薄型モバイルバッテリー」
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1. Maison Margiela ニット
FASHIONSNAP.COM(以下、F):また2色買いですね。
光山玲央奈(以下、光山):すみません(笑)。良いものは揃えたいですからね。
F:「メゾン マルジェラ(Maison Margiela)」のニットですが、こちらはウィメンズなんですよね?
光山:はい。マルジェラはまずウィメンズをチェックするようにしてます。サイズ感的に着られてメンズよりも面白いアイテムが見つかることが多いので。
F:このタックと呼べばいいんですかね、もう一枚ニットが重なったような輪郭でシンプルだけど面白いデザインです。どこで買われたんですか?
光山:グリーンの方はメゾン マルジェラ トウキョウで。ホワイトは売り切れていたので、SSENSEで買いました。本当はブラックかネイビーもあるらしいんですが、日本には未入荷ということで海外ECを探しまくったんですけど見つからずでした。ブラック欲しいです。
F:少しくすんだホワイトなので落ち着いた感じがありますね。ホワイトは、光山さんだとあまりチョイスしなさそうな気がしますけど。
光山:そうですね。Tシャツとワイシャツ以外にホワイトで着られるものって持ってないですね。なんか苦手なんですよね、そわそわしちゃうというか。これも届いた時に「うーむ......」って思ったんですけど、初めの一歩として着てます。少しグレーがかかった感じの冷たいホワイトなので、幾分着やすいですが。
F:タックの部分は立てたり、前後に倒したりするとニュアンスが変わります。
光山:正解はないらしいんですが、店頭に置いてある時は前に倒されてましたね。なので基本は前倒しで着てます。こういう服は、自分なりの正解への手掛かりが欲しいので店頭でどういう感じにセットされてるのかはチェックします。このニットはヴィコ・マジストレッティ(Vico Magistretti)がデザインしたマラルンガソファを思い浮かべるので、前に倒したほうが整っている気もしますね。
F:通称ちょんちょんと呼ばれるタグの白糸は取る派だった気がしますが?
光山:はい、昔は意地でも取ってました(笑)。でも最近は、正直どっちでもいいかなって感じに変わってきましたね。取ろうが取るまいがタグに意識がいくことがなくなったというか。そのうち自然に取れると思うから、そのままでいいよねって感じになってます。
F:最近のマルジェラは、白糸もそうですが「タビ」などもアイコン化してアイテムカテゴリを増やしてますね。
光山:水平展開が上手だなって思います。デザインとアイコンの関係性って難しいと思うんですよね。どっちも入れると、何にフォーカスしているのかわからなくなってきちゃうので。マーケットを見ても、シンプルなものにロゴを入れるほうが支持されていますし。なので、マルジェラはどうするんだろうって思ってたのでなるほどって感じです。
F:タビ系で何か買ったりはしないんですか?
光山:個人的にウィメンズのイメージが強いんですよね。なのでまだ一度も手を出してません。少し前に、店員さんが「このバッグ、タビバッグなんですよ。ほらココがタビになってるんです」って底を見せてくれたら底面がタビでした。「こうきたか〜」って盛り上がりました(笑)。
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