3.JOHN GALLIANO アーカイヴTシャツ
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F:続いては「ジョン ガリアーノ(JOHN GALLIANO)」のアーカイヴTシャツですね。
川谷:1989年に発表したコレクションのTシャツですね。
F:どこで購入されたんですか?
川谷:ライラ トウキョウ(LAILA TOKIO)です。店員さんが裏から「こういうのもありますよ」と出してくれたんですよ。
F:アーカイヴを扱うお店にはよく行くんですか?
川谷:友達の影響で去年からよく行くようになりました。ライラ トウキョウの他にも、アーカイブストア(Archive Store)などにも行きますね。特定のブランドを集めている訳ではないんですが、今年は90年代の「アンダーカバー(UNDERCOVER)」のアーカイヴも買いました。
F:このTシャツはなぜ購入に至ったんですか?
川谷:アートを買う感覚に近いかもしれませんね。ジョン・ガリアーノのデザインは好きだし、歴史的な価値もあるので持っておきたいな、と。所有欲ですね。
F:購入したアーカイヴは価値あるものでも着用していますか?
川谷:買ったものは全て着ています。今日つけているネックレスも、ライラ トウキョウで購入した「メゾン マルタン マルジェラ(Maison Martin Margiela)」の90年代のアイテムで、本物の薬莢を用いたものです。
F:川谷さんが考えるアーカイヴの魅力ってなんでしょう?
川谷:服の面白さは「古いから良いってわけじゃない」って所だと思っているんです。ギターのヴィンテージ品は「年月が経っているから音が良い」と理由が明確なので。
F:音楽とファッションの違うところと言えそうですね。
川谷:ファッション業界は、ブランド名をそのままにデザイナーが交代することは当たり前ですけど、音楽業界は、バンド名をそのままにフロントマンを"交代"することがあまりない。同じブランドからアイテムは出ているのに「マルジェラが作ったメゾン マルタン マルジェラの服もあれば、ジョン・ガリアーノが作ったメゾン マルジェラの服もある」というのは面白いじゃないですか。歴史や時間に囚われることなく、1人のデザイナーの力量でアイテムの価値が変わる。そういう意味で、アーカイヴを買うことはアートを買うことに近いな、と。着られるアートというか。そこは音楽にはない側面だなと思います。
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