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【2020年ベストバイ】川谷絵音が今年買って良かったモノ

10.Tyler, The Creator のポスター

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F:タイラー・ザ・クリエイター(Tyler, The Creator)のアルバム「IGOR」がモチーフでしょうか。アート作品はいつ頃から購入されているんですか?

川谷:前からちょくちょく買ってはいたんですが、緊急事態宣言中に「とりあえずアートを買おう」と決めてから増えましたね。タイラー・ザ・クリエイターのアルバムはよく聞いていたので購入しました。

F:アートを買おうと思い至ったのは、やはり家にいる時間が長くなったからですか?

川谷:そうですね。この自粛期間を前向きに捉え「家をおしゃれにする時間に使おう」と考えたんです。他にも色々買ったんですけど、額縁屋さんに足を運んでポスターに合うようにピンクの額縁を自分で取り付けてからこのポスターにすごい愛着が湧いてしまって。最近はこれを見ながら作曲しています。サブリミナル効果かもしれませんが、なんか調子がいい気がして(笑)。「このポスターの前で作曲すると良いメロディーが思いつきやすい」と自分で感じるようになってからは外せなくなっちゃいました。

F:これまで紹介頂いたアイテムと比べ、色彩が鮮やかですね。

川谷:服は良いんですが、部屋をモノトーンで統一したいとは思わないんですよ。ギターも派手なものが多いですし。服以外のアイテムが逆にどんどん色鮮やかになっていってる感覚はありますね。

F:「服を買う」と「アートを買う」と言うのは同じ「所有」でも感覚的に違いますか?

川谷:そうですね。服は"機能"が付属しているので、やっぱり少し違う感覚があります。アートに関して言うと「この人がこういう気持ちで描いた」とかは正直どうでもいいんです。それは僕自身が「作り手のパーソナルな部分に引っ張られずに"とにかく聴いて欲しい"」という想いが強いから。逆の立場でアートを消費する側になった時、作品と作者を切り分けたいなと思うんです。アートは文脈が大事なのはわかるんですが、個人的には自分が気に入れば、その人がどう考えて描いたかはあまり気にならないです。

F:ちなみにタイラーがデザイナーを務める「ゴルフ ワン(GOLF WANG)」は買われたりするんですか?

川谷:黒いパーカを一着だけ持っています。少しタイトな物を買ってしまって、着脱が大変で……。髪型が崩れてしまうので最近は全然着ていないです(笑)。

今年を振り返って

川谷:今年は服を着るのが面倒くさくなったのか、「着心地」や「楽に着られる服」を求めていました。去年まではショーで目立っているモノだったり、キーピースをよく買っていたんですけどね。今年買ったものはあまりショーピースっぽくない、ナチュラルなものばかりだったな、と。

F:その変化に心あたりはありますか?

川谷:無駄なものを省きたくなったんですかね。何でもかんでもオンラインになって、ただでさえ難しいコミュニケーションがオンラインミーティングだと更に取り辛い。例えば元々曲作りは手間が掛かるものですけど、オンラインを挟むことでさらに手間が掛かるようになりました。「音楽作るのってこんなに大変だったっけ?」と何度も思いましたよ(笑)。それが反動になったのか自分自身でもわからないですが、「せめて服だけでもシンプルに」と思ったのかもしれません。

F:買った服の数は、去年と比べて減りましたか?

川谷:いや、むしろ増えましたね。

F:無駄を省きつつ、買ったものは増えたんですね(笑)。

川谷:矛盾ですよね(笑)。でもそれはコロナ禍で人が街から消えたことが1番大きいかもしれないです。コロナになってからよく散歩をするようになったんですが、いつも賑わっているお店でも人が全然いないんですよ。買い物をしている人が多いと、お会計に時間がかかるし、「何買ってるか見られるの嫌だな」とか思ってしまって。結局何も買わずにお店を出ちゃったりするんですよね。

F:なるほど。ちなみに今気になっているブランドはありますか?

川谷:「ピーター ドゥ(PETER DO)」は、インタビューを読んだら「メンズを作る予定はない」と書かれていてがっかりしましたが、メンズでも着られるアイテムもありそうだったので気になっています。あとは「テルファー(Telfar)」ですね。色やサイズ違いで複数持っているんですが、UGGとのコラボはやっぱり気になります。

F:日本では情報が少ないニッチなブランドにも詳しいんですね。

川谷:たまたまネットで見つけたりしているだけなんですけどね。でも衣装によってライブに対する気持ちの入り方が変わるということもあり、新しいものはどんどん取り入れたいという想いは強いかもしれないです。

■川谷絵音
 1988年長崎県生まれ。ミュージシャン、作詞家、作曲家、プロデューサー。「indigo la End」「ゲスの極み乙女。」「ジェニーハイ」「ichikoro」といったバンドに参加するほか、「DADARAY」「美的計画」のプロデュースなど多岐にわたり活躍中。2021年2月17日にindigo la EndのNew Album「夜行秘密」をリリース。

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