こんにちは
ADVERTISING
毎月5日に化粧品販売にまつわる記事を連載しています、美容部員のひなです。
一時期はぜったいに触れられない・テスターも完全に見るだけとかなり厳しかった、化粧品売り場の活動規制がいま徐々に緩和されています。
例えば使い捨てチップを使えばアイシャドウを試せるブランドもありますし、自社のスキンケア製品によるエステサービスを再開している店舗もあります。
中には、ジェルタイプのアイライナーなどお客様に触れた芯の部分を折って使い回しになることを避けたりと工夫を凝らした対策も!(テスターの消費量は5倍になりました…)
今回は2020年11月頭のいま、化粧品カウンターでできるようになっている活動をご紹介します。
ブランドや店舗によってはまだテスターの使用を再開していないところもありますので、あくまでも目安としてしてくださいね。
お客様は店頭に行く際の目安に・販売員さんは活動のヒントになれば幸いです
メイクアップアイテムのお試しとスキンケアのお試しの2つに大きく分けます。
メイクアップアイテムのお試し
〇テスターを美容部員の手元に付けての色味確認
(美容部員の手指消毒が必要)
〇テスターをお客様のお手元に付けての色味確認
(お客様の手指消毒が必要)
〇テスターをお顔に付けてのお試し
(美容部員の手指消毒とフェイスシールドが必要)
(ブランドによってはビニール手袋の着用も)
※アイテムによります
ご覧のとおり感染予防対策を徹底することでほとんどの活動ができるようになりました!
お客様のお顔にテスターを付けるタッチアップは、アイテムごとに対策が違いますのでさらに詳しくまとめます。
●軸物(マスカラ・アイブロウやアイライナーペンシルなどの細長いもの)
・アイブロウペンシル
・アイライナー
繰り出し式のタイプはご使用毎にテスターの口元消毒
使用後はお客様に触れた芯は折る
×リキッドタイプのアイライナーは筆タイプで消毒が難しいので使用できません
ただしお手元でのお試しは可能なところも
×アイラインなどの粘膜に直接触れるものはお客様に確認を取りながらお付けする
粘膜に触れるためタッチはできない店舗も
・マスカラ
×基本は消毒できないので使用できません
新しいテスター&使い捨てのミニブラシが用意できれば再開している店舗もあります。
●リップ製品(口紅・リップライナー・グロス)
基本的には「マスクを外す必要がある」「飛沫のリスクが高い」「粘膜に直接触れる」ということで再開していない店舗も多いです。
・口紅
・グロス
スライサーにとって使い捨てブラシを使う
店舗によっては使用したブラシのお持ち帰りをお願いしているところもあります
・リップライナー
柔らかい口紅も兼で使えるタイプならスライサー&使い捨てブラシでタッチ可能
直接塗らないと使えない場合は、口元消毒と使用後の芯折りでできる店舗もあります。
●アイシャドウ
使い捨てブラシを色数分用意してお顔でのお試しは可能
一度目に付けたブラシでテスターに触れることは無いように都度新しいものを使いましょう。
ジェルなどつぼ型のものも直接テスターにふれないよう注意
●ファンデーション
使い捨てパフの使用が前提
使い回しを避けるために、ファンデーションブラシやスティックタイプのファンデーションは使用できません。
マスクの上でのお試しをお願いしているところも多いですし、マスクを外してお顔全体のタッチができる店舗もあります。
崩れにくいべースメイクを肌で試したいお客様が多いので、早めに改善していきそうです。
色合わせもマスクを外すか、少しずらしてフェイスラインで首との色の差を確認しながら合わせられるようになりました
スキンケアアイテムのお試し
〇テスターをお客様のお手元に付けてのお試し
(お客様ご自身で付けるのはOK、販売員がタッチする場合は手指消毒を必ず)
〇テスターをお顔に付けてのお試し
(美容部員の手指消毒とフェイスシールドが必須)
(美容部員がお付けする場合やお客様ご自身で付けていただく場合も)
〇じっくりお家でサンプルをお試しいただく
お客様に合った使い方のお伝えや肌の実感が大切になるスキンケアは、必要に迫られてという感じですが意外と再開しています。
ただし
・フェイスシールドの着用必須
・お手入れ中はお客様になるべくお話いただかないようにする
・蒸気を使ったミストでのお手入れはウイルス飛散の可能性が高いため使用NG
スキンケアは11月なってやっと活動再開になったブランドも多いですが、メイクだけはタッチ可能でスキンケアはまだタッチ不可というところもありますので要問い合わせです。
またコロナが出てくる前の状況に比べると、サンプルをお渡ししてご実感いただくことに力を入れているブランドも多いので貰いやすくはなっています。
「実際に肌で試したいのですが、店頭では怖いのでサンプルはいただけますか?」とお声かけいただければスムーズかと思います。
あくまでも“ご要望があれば”
以上メイクとスキンケアの店頭でのお試し状況をお伝えしましたが、
ご注意いただきたいのは全て「お客様からのご要望があった場合」のみに活動することが基本となりますので
販売員の方から「こんなことはできますよ!付けてみられませんか?」というようなお誘いはほぼありません。
積極的というよりは徐々に規制緩和という形なので店頭に「タッチ再開しました!」というような張り紙も出ないところがほとんどです。
そのため、上記のようなお試しがされたい場合は「ここのお店ではどこまで試すことができますか?」や「今日はマスカラとスキンケアを試したいのですができますか?」というようにお客様からお尋ねいただければスムーズです。
ブランドというよりは地域の状況やお店の環境でできる幅が違いますので、
どこのお店にいこうかな?という場合はブランドに問い合わせるよりはお近くの店舗に直接問い合わせるほうがお店は見つかりやすいです。
感染予防対策はしっかりとりながら、
ぜひ満足のいくお化粧品を見つけて下さいね。
ADVERTISING
PAST ARTICLES
【TopSeller.Style】の過去記事
RANKING TOP 10
アクセスランキング
銀行やメディアとのもたれ合いが元凶? 鹿児島「山形屋」再生計画が苦境