小田急百貨店は10月3日、通販サイト「小田急百貨店オンラインショッピング」で国内外の人気時計ブランドをそろえた「ODAKYU WATCH ONLINE」をスタートした(画像)。
「オメガ」や「ロンジン」「ティソ」「ラドー」といった輸入ブランドのほか、「セイコー」や「シチズン」「カシオ」などの国産ブランドも合わせて15ブランド約600本の品ぞろえで始動し、順次、拡充していく。
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ブランドの垣根を越えて一堂に比較検討できる本格的な時計の通販サイトとして展開。実店舗の特性を生かした「店舗受取機能」も導入し、新しい生活様式に合わせた安心・安全な時計の買い方を提案する。加えて、店頭ではサイトにアクセスできるQRコード付カードを配布するなど、オンラインとオフラインで相互送客して利便性の向上を図る。
ターゲットは2本目を自分で購入しようと考えている時計初心者や中級者で、”店頭の再現化”をコンセプトに新宿店本館5階時計売り場の半数以上に当たる15ブランドをECでも展開。10万円~20万円台を中心に、日常使いできる数万円の国産時計から100万円を超える輸入時計まで幅広く提案する。人気の「オメガ」は200本以上の豊富なラインアップが実現した。
サイトでは各ブランドのコンセプトや商品情報をふんだんに盛り込み、カタログとしても楽しめる仕立てとするほか、テーマに合わせた特集や時計売り場で実施するフェアとの連動企画なども実施する予定だ。
今回、高額品の時計を実物に触れないままEC購入する不安を払拭するために「店頭受取機能」を導入。サイトでの商品注文時に希望者は「配送」ではなく「店舗受取」を選択でき、指定日に購入した時計ブランドの売り場で実物を確認後、販売員にサイズ調整を依頼したり気になる点を質問できる。
小田急百貨店ではEC事業の強化に向けて取り扱いカテゴリーを広げているが、時計ブランドにとっても今春は新型コロナの影響を大きく受けており、従来はECでの販売を嫌っていたブランドも新しいチャネルとして理解を示したことで、時計販売サイトの開設につながったようだ。
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