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ピザやタコス、ベーカリー、コーヒー、ビールのショップを集積するフードコート「カミサリー (COMMISSARY)」が、小伝馬町にグランドオープンした。
カミサリーとは食材の一次加工を行うセントラルキッチンを意味し、同施設では工場の直売所としてフードコートを展開。ニューヨークスタイルのピザ専門店「ピザ スライス(PIZZA SLICE)」をはじめ、岩本町と「グランスタ東京(GRANSTA TOKYO)」に店舗を構えるタコス専門店「北出食堂」、千駄ヶ谷のコーヒースタンド「ホテルドラッグス(HOTEL DRUGS)」の姉妹店「マインドスパ(mind spa)」、辻堂や蔵前で営業するベーカリー「チガヤ ベーカリー (chigaya bakery)」、クラフトビールとサラダを提供する「アワークラフト(OurCraft)」の5店舗が出店している。いずれも9月からプレオープンしており、ファミリー層や周辺で働く人が多く来店し、賑わいを見せている。カミサリーは現在公式サイトや公式インスタグラムは開設しておらず、口コミや店舗ごとが発信するSNS投稿をきっかけに来店する人が多いという。
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カミサリーは、三井不動産が進めている再開発プロジェクト「グレーター日本橋」の一環で開業。中央区では出生率が都内23区の中で最も多いにも関わらず、若者や家族が楽しめる飲食店が少ないことや、ビジネス街であることから平日のランチタイム限定で営業する店が多いことを受けて、街の活性化を図るために開業を決めたという。約2年前から構想し、1年ほど前から準備を開始。建物は元々オフィスビルだったものをリノベーションし、若いファミリー層を中心に気軽に立ち寄って欲しいという思いから、店全体のトーンを白に統一した。支払いは、従業員の大半が工場でも作業することから衛生面を考慮し、完全キャッシュレスで展開している。
日本橋エリアでは昨今、ニューバランスのコンセプトストア「ティーハウス ニューバランス(T-HOUSE New Balance)」やデザインホテル「K5」をはじめとする若者に訴求した高感度なスポットが増加している。カミサリーにおいても20〜30代の若者や家族連れが日常使いしやすい店舗を目指し、小伝馬町エリアの賑わいの創出を図るという。
■カミサリー
住所:東京都中央区日本橋本町3-11-5
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