ポーラ美術館がゲルハルト・リヒターの作品を約29億円で落札、アジアのオークションでの西洋作家作品で最高額
ポーラ美術館が落札したゲルハルト・リヒターの「Abstraktes Bild(649-2)」
ポーラ美術館が落札したゲルハルト・リヒターの「Abstraktes Bild(649-2)」
ポーラ美術館がゲルハルト・リヒターの作品を約29億円で落札、アジアのオークションでの西洋作家作品で最高額
ポーラ美術館が落札したゲルハルト・リヒターの「Abstraktes Bild(649-2)」
香港のサザビーズ(Sotheby's)による現代美術品のオークションで、ポーラ美術館がゲルハルト・リヒター(Gerhard Richter)の作品「ABSTRAKTES BILD(649-2)」を落札した。落札価格は約29億3500万円(約2億1463万香港ドル/約2万7694ドル)。この金額は、アジアのオークションに出品された西洋作家の作品の中で最高落札額だという。
リヒターの作品は10月6日に行われた現代美術品のオークションでのハイライトで、予想落札価格は約16億4000万円〜約19億1400万円(1億2000万〜1億4000万香港ドル)だった。寺瀬由紀コンテンポラリーアート部門 アジア地区統括 シニアディレクターは、「この傑作が、アジアで最も有名な私立美術館の1つである箱根のポーラ美術館に新しい家を見つけたことを嬉しく思います」とコメントしている。
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ポーラ美術館は、ポーラの2代目社長である鈴木常司氏が1950年代後半から40年ほどかけて収集した美術品約9500点を展示するために2002年9月に箱根で開館。収蔵作品は西洋絵画と近代日本絵画が中心で、版画から彫刻、東洋陶磁、化粧道具まで多岐にわたる。ルノワールの「レースの帽子の少女」(1891年)やモネ の「睡蓮の池」(1899年)、セザンヌの「プロヴァンスの風景」(1879年〜1882年)といった有名作品に加え、藤田嗣治やピカソ、マティスなどの絵画を約1万点収蔵している。
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