ルミネが、新型コロナウイルス感染拡大を受け、出店テナントに対して最低保証賃料を減額する特別措置を実施した。

　ルミネでは新型コロナウイルス感染拡大に伴う対応策として、店舗の営業時間の短縮および臨時休業、ルミネカードの10％オフキャンペーンをはじめとする集客に繋がる各種施策を中止しており、賃料の減額は通常営業が出来ない状況に配慮したためだという。

　対象は最低保証賃料が設定されている出店者で、2020年3月分の最低保証賃料を半額に減額。最低保証対象売上の1/2を売上が超過した場合には、歩合賃料を徴収する。減額措置は東日本大震災が発生した2011年3月以来の実施で、4月以降の賃料に関する施策については未定だという。

　なお、出店テナントに対する救済策の有無について商業施設および百貨店各社に回答を求めたところ、取材に応じた三越伊勢丹ホールディングスやエイチ・ツー・オーリテイリング、そごう・西武では現時点で導入している施策は無いという。

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