「ナイキ(NIKE)」がフランス・パリ時間4月11日夜、ブロンニャール宮殿で開いた新製品発表イベント「Nike On Air」でショーを開催した。ショーではパリオリンピック・パラリンピック競技大会に出場予定の選手をはじめとする契約アスリート40人が揃って出演し、着用するフットウェアとアパレルを披露。ゲストでは「サカイ(sacai)」の阿部千登勢、「アンブッシュ(AMBUSH®)」のYOONらが来場し、コラボレーションモデルが都度話題を呼んでいるトラヴィス・スコット(Travis Scott)の姿が見えると報道関係者を中心とした来場者の注目を集めた。
ショーは、「ナイキ ペガサス 41」やペガサスシリーズの上位モデル「ナイキ ペガサス プレミアム」などを披露したNike On Airの一環で開催。会場となったブロンニャール宮殿のエントランスでは、レブロン・ジェームス、アレクシアプテラス、ベベ・ヴィオ、キリアン・ムバッペ、シャカリ・リチャードソン、ビクター・ウェンバンヤマの6人の選手をモチーフにしたオレンジ一色の彫像を設置。高さ8〜11メートルの巨大な彫像は、いずれもQRコードを読み込むとそれぞれの功績を称えたARが表示された。
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ショーでは、アスリートたちが2024年版フェデレーション・キットを公開。アメリカの陸上短距離選手 シャカリ・リチャードソン(Sha'Carri Richardson)や、ケニアの陸上競技選手 エリウド・キプチョゲ(Eliud Kipchoge)らが出演し、各選手を紹介する場面では観客席から歓声が沸いた。日本からはスケートボード選手の中山楓奈が出演した。ナレーションはテニス界のレジェンド セリーナ・ウィリアムズ(Serena Williams)や、バスケットボール界のスーパースター ビクター・ウェンバンヤマ(Victor Wembanyama)、ケニアの1500メートル世界記録保持者のフェイス・キピエゴン(Faith Kipyegon)、ナイキのチーフ・イノベーション・オフィサーのジョン・ホーク(John Hoke)、ナイキのメンズ&ウィメンズスポーツマーケティング担当副社長のターニャ・フビズダッグ(Tanya Hvizdak)が担当。最後にセリーナ・ウィリアムズが登場してフィナーレを飾った。
ショー終了後は、パリ・サンジェルマンFC(Paris Saint-Germain Football Club)所属でフランス代表のキリアン・サンミ・エムバペ・ロタン(Kylian Sanmi Mbappé Lottin)ら世界最高峰の13人のアスリートとの共同開発プロジェクト「A.I.R(Athlete Imagined Revolution)」で作られた作品を公開。「ナイキ スポーツ研究所(Nike Sports Research Lab)」のデータやAI、3Dプリントを活用しながら、アスリートのクリエイティブな才能を掛け合わせ、「Nike Air」を用いた未来のパフォーマンスフットウェアを提案した。
ゲストとして来場したトラヴィス・スコットは会場に姿を現した瞬間から大きな注目を集め、発表会を終えた後はすぐさま多くの来場者に囲まれた。ロナウジーニョらと記念撮影を行うシーンも見られた。
トラヴィス・スコット(中央)とジョン・ドナホーCEO(右)
なお、来場者は最新の「エア マックス Dn(Air Max Dn)」や、「エア フォース 1(Air Force 1)」、「エア マックス(Air Max)」シリーズなどの着用が目立った。
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