ーデザインや服作りをどこで学んだ?
総合科高校の美術専攻,桑沢デザイン研究所で主に学びました。ジュエリーの修理の仕事をしていた際に、生産方法を身につけた形です。
ーデザイナーになろうと思った理由は?
理由やきっかけはありません。小さい頃からの図画工作の延長にただ居るだけです。子供ながらに、自分は手先が器用で、人間としては不器用なことを理解していましたので、なろうとしたわけではなく、それしか出来ることが無かったのです。
ー尊敬している人は?
学生時代に出会ったアートディレクターの方です。
ー好きな色は?
スカーレッド、ビリジアン。
ー本を一冊、無人島に持っていくとしたら何を選ぶ?
新美南吉童話集。
ー普段よく聴く音楽のジャンルは?
ミュージカルのサウンドトラック。
ー大切にしている言葉は?
"蟻とキリギリス"の蟻に徹して生きていきましょう。
ー朝起きたら最初にすることは?
猫におはようと挨拶します。
ー日課は?
ありません。ルーティンワークが苦手です。
ー今日、地球が終わるとしたら何をする?
お寿司を食べて、銭湯に行きます。
ーデザイナーをやっていて嬉しかったことは?
初めて商品をプロにスタイリングしてもらって、撮影してもらった時、あまりの華やかさに、生きていてよかったと思いました。
ーデザイナーとして大切にしていることは?
なるべく捨てさせないデザインを作ること。欠損してしまうのは当たり前として、直して、手入れを繰り返して使える質と仕様にすること。それに見合った廃れないビジュアルにすること。
ー人間として大切にしていることは?
人間よりも、モノや自然ファーストに行動することです。そのせいで人間に嫌われることもよくあります。
ー趣味は?
工芸品の収集、漫画を読むこと。
ーもし1年間自由になれたら何をする?
世界のお茶を求める旅に出ます。
ーコーヒー派?紅茶派?
ハーブティー派です。ジャスミン茶が好きなのと、韓国で飲んだサンファ茶が美味しかったです。
ー飼うなら犬?猫?
猫を飼っています。
ー好きな場所は?
国立科学博物館の剥製の展示室です。
ー10年前の自分に言いたいことは?
周りの大人の過剰な心配に傷つくことがあっても、後でその傷を愛しいと思えたり、深みのある表現に昇華できる時が来るので、十分に傷ついて大丈夫。人間を信用できない時は、芸術に頼りましょう。
ー10年後の自分に言いたいことは?
変わらず手を動かしてください。
ー好きなお酒は?
ライブハウスの隅っこで飲むコークハイは美味しいです。
ーデザイナーにならなかったら何になっていると思う?
学芸員。
ーデザイナーという仕事を一言で表すと?
ロマンティックを図面で表現できる形に落とし込む仕事。
ーファッション業界を一言で表すと?
一言で表現できるほど、理解できていません。
ーデザインする時に気をつけていることは?
理由の無い部分を作らないこと。形の全てに説明がつくようにすること。生産の過程が全てフェアトレードになるように見通しを立てること。5年使用した時の状態を必ず想像すること。
デザイナー
ジュエリーデザイナー六沼は、1998年生まれ、東京都出身。桑沢デザイン研究所、武蔵野美術大学通信課に在籍後、ジュエリーの修理に携わる。現在、「ヒアーズ(h'eres)」のデザイナーを務めている。
h’eres(ヒアーズ)
インフルエンサーの金山大成が手がけるジュエリーブランド。シンプルでどんなスタイルとも馴染みながらも、さりげなくエッジを効かせたデザインが特徴。ジェンダーにとらわれず、それぞれの個性にあった付け方ができるジュエリーを提案する。
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