10月14日にスタートした東京のファッションウィークは今日で2日目。「Mercedes-Benz Fashion Week TOKYO 14S/S」の公式スケジュールを含め、8ブランドが最新の2014年春夏コレクションをショー形式で発表する。ここでは、デザイナーのイメージソースから中継スケジュール、イベント情報まで、今日1日のプレ情報を取り上げる。（毎朝更新）

　10時30分スタートの「motonari ono（モトナリ オノ）」を手がけるデザイナー小野原誠は今回、オリジナルの素材で仕立てるウィメンズウェアに「フェティシズム」や「エロティック」の要素を取り入れ、レースアップのディテールやレース使いでヌード感を演出するという。15時30分にスタートする「DRESSEDUNDRESSED（ドレスドアンドレスド）」のデザイナー北澤武志と佐藤絵美子は今回、「DHLデザイナーアワード」の受賞が決定。高い創造性と技術を備え世界での活躍が期待できる気鋭のファッションデザイナーに贈られ、前回は「CHRISTIAN DADA（クリスチャン ダダ）」のデザイナー森川マサノリが獲得した賞で、今日のショーの後に受賞式が行われる。

　メンズブランド「Sise（シセ）」は、国立競技場で19時30分からショーを開催。同施設の建て替え工事前の最後のショーになる予定で、「story of a man」をテーマに少年が大人に成長し年老いてゆく生き方が表現されるという。同じくメンズブランド「Patchy Cake Eater（パッチー ケークイーター）」は、「Mercedes-Benz Fashion Week TOKYO 14S/S」に初参加。コレクションは「モダーンズ」がキーワードになるという。

　 デザイナー岩谷俊和が手がける「DRESSCAMP（ドレスキャンプ）」のショーの招待状には、アーティストMADSAKIによる鼻血を出したスマイルの作品「HAPPINESS OVERDOSE」の大きなポスターが封入されている。今日のラスト21時30分からは、「mintdesigns（ミントデザインズ）」がショーを開催。テーマの「VERTIGO」は直訳すると「めまい」だが、デザイナーの勝井北斗氏と八木奈央は「テキスタイルや服作りのアプローチに対する概念にとらわれず、あえて服をデザインしないことに挑戦する」と話している。これまでにない野生的な感覚も落とし込まれるという。「mintdesigns」の2014年春夏コレクションは、特設ページ（/tff/2014ss/）でライブ配信が予定されている。