Image by: FASHIONSNAP(Koji Hirano)
久保嘉男が手掛ける「ヨシオクボ(yoshiokubo)」が、「Rakuten Fashion Week TOKYO 2025 S/S」でランウェイショーを開催し、2025年春夏コレクションを発表した。
ブランド設立20周年の節目となる今回のショーの舞台は、吉本興業が運営する新宿のお笑い劇場「ルミネtheよしもと」。ショーは吉本新喜劇とのコラボレーションによって催され、メンバーによる劇の最中に新作をまとったモデルが登場し、客席を歩いた。間寛平とすっちーがモデルとして姿を現したサプライズ演出では、会場が大きな盛り上がりを見せた。
2025年春夏コレクションのテーマは「守破離」。これは日本の芸術における修行の過程を示したもので、「これまでのブランドを見つめ直し、今後に繋がる服作りをする」という久保の想いが込められているという。
コレクションでは、全体を「パッチワーク」「切り返し」「流線型」「ギャザー」といった4つのカテゴリーに分け、これまでの20年間で展開してきたアイテムをアップデートして紹介。そのほか、2024年春夏コレクションから継続してラインナップしている定番「ジェローシューズ」の新作も登場した。
節目となるショーを終えて、久保は「吉本新喜劇とのコラボショーは夢だったので嬉しい」とコメント。今後については「従来のランウェイショーの形式にはあまり魅力を感じなくなってしまった。どうしたらお客さんが新しい感覚で新作発表を楽しめるのか、しっかりと考えていきたい」と話した。
ABOUT THE BRAND
ブランドを知る
関連記事
デザイナー久保嘉男が2004年に設立したメンズブランド。デザイナー自身が「今まで見たことのないパターンやディテールを追求したい」という思いをクチュール時代に培った技術を駆使し、コレクションに反映している。2007年にウィメンズコレクション「ミュラーオブヨシオクボ(muller of yoshiokubo)」、2008年に「アンデコレイテッド マン(undecorated MAN)」を立ち上げた。
関連記事
1974年生まれ。2000年に、Philadelphia University’s school of Textile & Scienceのファッションデザイン学科卒業後、ニューヨークのオートクチュールデザイナー、ロバート・デンスのもとでコレクションの制作に携わり、約4年間経験を積む。2004年に帰国し、同年に自身のブランド「ヨシオクボ」を設立。2006年に「ミュラーオブヨシオクボ」を立ち上げ、2007年春夏にコレクションの発表をスタート。
RANKING TOP 10
アクセスランキング
銀行やメディアとのもたれ合いが元凶? 鹿児島「山形屋」再生計画が苦境