「ウォルター・ヴァン・ベイレンドンク（WALTER VAN BEIRENDONCK）」は、2025年秋冬コレクションで真の「新しさ」を探求。「現在のヴィンテージやアーカイヴ服のブームは、持続可能なファッションの世界に向けた素晴らしい一歩ですが、街には見慣れたシルエットが溢れています」と今のファッションを分析し、宇宙人の友人とひまわり畑を駆け抜けるという夢からインスピレーションを得てアイテムを製作したという。

　ショーでは、宇宙人の形をした椅子にモデルたちが座っていくという演出を用いた。テーラリングと高品質な生地に重点を置き、帽子デザイナーのスティーブン・ジョーンズ（Stephen Jones）が手掛けた長く垂れた紐が特徴のキャップと宇宙人を想起させるシリコン製のフィンガーアクセサリーで未見の新しさを提案した。また、3Dプリンターで出力したレゴブロックのようなパーツをMA-1などに装飾したほか、宇宙人モチーフのハンドバッグも登場。ウォルターは「ファッションの可能性を押し広げ続けることが義務」と語り、自身のクリエイションの立ち位置を明確にした。