tiit tokyo2025年秋冬コレクション
獣に変貌する少女の葛藤を描いたホラー映画に着想
Image by: Runway:FASHIONSNAP(Yuzuka Ota), Backstage(しょごまる)

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tiit tokyo2025年秋冬コレクション
獣に変貌する少女の葛藤を描いたホラー映画に着想
Image by: Runway:FASHIONSNAP(Yuzuka Ota), Backstage(しょごまる)
岩田翔と滝澤裕史が手掛ける「ティート トウキョウ(tiit tokyo)」が、「Rakuten Fashion Week TOKYO 2025 A/W」で2025年秋冬コレクションを発表した。今回は岩田が映像の美しさに惹かれたというデンマークとフランスの合作映画「獣は月夜に夢を見る」を着想源に製作した26ルックが登場。同作は北欧の漁村を舞台に、両親と3人で暮らす少女が恐ろしい獣に変貌する母譲りの病に葛藤しながら、職場で出会った少年との恋に向き合っていく様子を描いたミステリーホラー。少女の葛藤が生み出す暗さや、獣が登場するシーンの戦々恐々としたホラーらしい要素を前面に出しつつも、最後は希望を感じられるような描写が特に気に入ったといい、その双方が落とし込まれたデザインを披露した。
ショーでは、ブランドの代名詞である肌を美しく見せる「スキンコンシャス」を軸に据えながら、物語に漂う少女の葛藤から来る重々しい雰囲気をグレートーンのテーラードのセットアップやワンピースなどで表し、ペールトーンの光沢を出した華やかなアイテムで物語の側面にある希望を表現した。また、随所に差し込まれたレースはラブロマンスの情緒的な雰囲気を想起させ、獣の描写のように取り入れられたアーカイヴを活用したフェイクファーのコートや、飛び散った血のようにさりげなく用いられた真紅のビーズなどもコレクションの世界観を引き立てた。













































































































































