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SHINYAKOZUKA2025年秋冬コレクション

「飛べなくてもいい」 ニッチに寄り添う服づくり
SHINYA KOZUKA 2025年秋冬

Image by: FASHIONSNAP

SHINYA KOZUKA 2025年秋冬

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SHINYAKOZUKA2025年秋冬コレクション

「飛べなくてもいい」 ニッチに寄り添う服づくり
SHINYA KOZUKA 2025年秋冬

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 小塚信哉が手掛ける「シンヤコヅカ(SHINYAKOZUKA)」が、2025年秋冬コレクションを発表した。会場は新宿NSビルイベントホール。

 小塚のドローイングのモチーフには、これまで「月」「家」「鳥」「額縁」の4つが多く登場してきた。2024年春夏コレクションでフォーカスされた「月」「家」とは異なり「鳥」と「額縁」をなぜよく描くのかについて「謎のまま、今の今まで描いてきた」と話しており、それから考えを巡らせ、絵を美しく見せるという役割を持つ額縁が、人を飾るためのファッションに通じるという考えに至ったという。

 今シーズンのタイトルは「Good morning,  I wish I could fly,  never mind.」。「 I wish I could fly(飛べたらいいな)」という言葉は、昨年夏に小塚がフリマアプリで購入したTシャツにペンギンのグラフィックとともに描かれていた言葉だ。依然として「鳥」を描く理由はわからないままにそのTシャツを手に取った小塚だったが、次第と「鳥」が持つ自由さや軽快さの象徴といったイメージに対して「自分は飛んでいる鳥に憧れながら、歩いたり泳いだりしてきたタイプだな」と、ペンギンに自分を投影するようになったという。そうして、“空を飛べるようになる”ためではなく“ペンギンのままでいることを肯定する”コレクションを作ろうと考え、「ペンギン」をメインのモチーフとしてコレクションを構築した。

 2025年春夏コレクションで10周年を迎えたシンヤコヅカ。次の10年で目指す新たな目的地として「ニッチを肯定したい」と小塚は話す。

 学生時代から自身が“ニッチなタイプの人間”であり、ファッションスクールで教鞭を執るなかで、同じようにニッチな学生たちの姿をみるたびに「ニッチな人が、ニッチなままで生きやすい世界を作ること」が次の目的地だと考えるようになったという。

 ショーはシンプルなホワイトシャツにブラックのボトムを合わせ、ペンギンのくちばしを思わせる仮面をつけたモデルでスタート。ペンギンの刺繍入りジャケットや大きなペンギンの顔が表現されたニットなど、グラフィックとしてペンギンの要素を取り入れたアイテムに続き、ペンギンの羽毛を模したような凹凸のあるテキスタイルを大胆に使用したジャケットやサロペット、額縁の模様が刺繍されたオーバーオールも披露された。ショー終盤にかけては、大腿部にボリュームをもたせたペンギンのようなシルエットのルックへと移り変わっていった。最後には、フード部分にくちばしのようなブリムが施され全身がペンギンのようになったモデルが登場。段々とペンギンと同化していくようなストーリーを感じさせたコレクションは、青のブラウスとスカート、ファーストルックと同じ仮面の上からブラックのロングコートを合わせた社会性と“ペンギンであること”を両立する姿勢を感じるラストルックで締め括られた。シンヤコヅカは、これまでも「青色」が印象的に用いられてきたが、今回は黒やグレー、白といった無彩色のカラーに青を合わせることで、さらに青色を鮮明に打ち出したコレクションとなった。

 コレクションでは、前回に引き続き「ツチヤカバン(TSUCHIYA KABAN)」や「ディッキーズ(Dickies)」、「キジマタカユキ(KIJIMA TAKAYUKI)」とのコラボレーションアイテムの新作を発表。これに加えて「コンバース(CONVERSE)」とのコラボシューズを披露した。

 製作の過程でブランドの次の行き先を発見した小塚は、「目的地に向かうための出発点に向かう深夜バス」を連想。夜行バスが目的地に着く真冬の朝5時の情景をイメージしたという。ショー音楽の中盤では「夜行バスは新宿へ向かう」という歌詞から始まるくるりの楽曲「グッドモーニング」を採用。新宿の広大なホワイトキューブの会場をゆっくりと往復するモデルたちの様子は、高速バスに揺られる長い旅路のようにも、氷の上を歩きどこかへ向かうペンギンの群れのようにも感じられた。

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