
Image by: FASHIONSNAP
折見健太が手掛ける「オリミ(ORIMI)」が、「Rakuten Fashion Week TOKYO 2026 S/S」でランウェイショーを開催し、2026年春夏コレクションを発表した。
オリミは、東京と大阪に店舗を構えるセレクトショップ「THE ELEPHANT」のオーナーでありデザイナーの折見が2020年にスタート。「Superfine garment for all the outsiders」をコンセプトに、“異端者”に向けたラグジュアリーかつベーシックなデイリーウェアを提案している。2024年10月には、2025年春夏コレクションでブランド初のランウェイショーを開催した。
2回目のショーとなった今季のテーマは、“ここではないどこか”を意味する「ELSEWHERE」。1年前と比べてよりクリーンで整然とした街に変化した「東京」に感じる疎外感や浮遊感を捉え、ナチュラルでオーセンティックなデイリーウェアの輪郭やディテールを歪ませることによって、“緊張感を孕んだぎこちない身体”を現前させることを目指したという。
コレクションでは、ショルダーラインが張り出し、フロントボタンの位置が歪んだテーラードジャケットをはじめ、フードとテーラードのセットアップが一体化したジャンプスーツや、極端に股上の深いデニムパンツなど、標準的な衣服のバランスを崩し変形させたフォルムのアイテムが多く登場。また、裾や前立てにワイヤーが縫い込まれたフリルシャツや、こぶのように肩に張り付くショルダーバッグなど、全体を通して歪なうねりや不自然な身体のシェイプをデザインすることで、現代の東京を生きる中で感じる違和感を多様な形で表現した。
ショーを終えた折見は、「オリミの服を着てくれる人たちには、社会に対して何かしら自分の意思を持って着飾る行為をしてもらいたいという思いがある。このブランドは自分が生きてきた痕跡そのものなので、今回は今の“等身大”を表現することを目指した」と言及。今後もショー形式での発表を継続予定だといい、「僕は、10代の頃に原宿に来て受けた衝撃でずっと突き進んできた。これからも自分のルーツや感覚を織り交ぜながら、楽しくワクワクするようなものを作り続けたいと思っているし、僕に共感してくれる人が増えていけば嬉しい」と話した。
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