
Image by: FASHIONSNAP(Koji Hirano)
市毛綾乃が手掛ける「ノントーキョー(NON TOKYO)」が、「Rakuten Fashion Week TOKYO 2025 A/W」でランウェイショーを開催し、2025年秋冬コレクションを発表した。会場は科学技術館。2022年秋冬以来、6シーズンぶりのファッションショー開催となった。
今季のテーマは、「CHASING A STAKES DREAM(賞金の夢を追う)」。“下町のギャンブラーの生き様”を着想源に、競馬場にいる人々のファッションのカオスさや競馬というアクティビティの魅力を、「ロマンティックレジャー」をコンセプトに掲げるノントーキョーらしいスタイルで表現。裾にチュールのフリルをあしらった防水素材のフィッシングベストや、襟をカラーファーで彩りウエストをシェイプしたドカジャン、競馬場にいる人々の足元を彩る代名詞的なスニーカーである「ダンロップ(DUNLOP)」をカスタムしたヒールパンプス、小型のポーチがぶら下がったウエストポーチなど、ルックやアイテムの随所にエッセンスを散りばめた。
コレクションのカラーパレットは、ネイビーやキャメル、ボルドー、グレーといったシックな色味を基調に、ピンクやイエロー、ライトブルー、グリーンなどのビビッドなカラーを装飾やプリントで多用。また、競馬場や旅先で捉えた風景や植物、馬などの写真を鮮やかにプリントしたファブリックを用いたアイテムも数多く登場した。
ディレクターの中川瞬は、今回のテーマについて「競馬場にいるおじさんのファッションのカオスさと、“Y2K”的な文脈がルーツの最近の世界的な若者のファッションに類似性を感じたところが、興味を持ったきっかけ。彼らが身につけているウエストポーチやキャップ、どこで買ったのか定かではないようなフィッシングベストなどに着目し、それをノントーキョーのコンセプトである“ロマンティックレジャー”に置き換えた」と説明。着想源として「競馬を楽しむ人」のエッセンスを取り入れるだけでなく、リサーチの中で気づいた「競馬」というアクティビティがもつレジャーとしての多角的な魅力を啓蒙できるよう意識したという。








































































