
Image by: mister it.
砂川卓也が手掛ける「ミスターイット(mister it.)」が、2025年秋冬コレクションをプレゼンテーション形式で発表した。会場は東京・代々木のTEN10 Studio。
テーマは「table」。会場には食卓を模したテーブルが設置され、ドアをノックする音が盛り込まれた音楽が流れる中で、ノック音に合わせてモデルたちが会場に入場。“ミスターイットのアトリエにゲストを招きもてなしている光景”を表現した。先シーズン同様「オープンフィッティング」と題したプレゼンテーションでは、ホワイトキューブの会場を歩くモデルたちの姿を砂川が確認し、時に手を加えながらスタイリングを完成させていくフィッティング風景を披露。前回同様、各アイテムについて解説が書かれた冊子を配付し、ブランドとして大切にするものづくりの考え方や1着ずつに込められたストーリーを丁寧に紹介した。
コレクションには、長い裾がなびくトレンチコートや砂川のルーツである奄美大島の職人が染め上げたアイテムといったミスターイットらしいアイテムを展開。ラストルックでは、ミスターイットの取り扱い各店のショップスタッフ用のユニフォームとして製作した新作の「ミスターイット ストックリストシャツ」を発表した。同アイテムには、ミスターイットの取扱店をはじめ、ショーに協力したショップの名前が記されたバッジ状の装飾を一面に施している。「デザイナーとして、服をデザインするだけでなく、これからはブランドらしい届け方そのものをデザインしていく必要がある」という考えから顧客が店頭に足を運ぶきっかけになるように製作したという。
砂川はショーの最後に「これからも、皆さんと楽しみながら洋服を作っていきたいなと思っているのでよろしくお願いします」と話し、プレゼンテーションを締め括った。





















ABOUT THE BRAND
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2018年に砂川卓也が立ち上げたウィメンズブランド「ミスターイット(mister it.)」。「メゾン マルジェラ(Maison Margiela)」で積んだ経験を元に、オートクチュールのテクニックを身近なアイテムに落とし込んだコレクションを展開している。

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エスモードパリ(Ecole International de Mode ESMOD Paris)を主席で卒業。2012年メゾン マルジェラ(Maison Margiela)」に入社し、メインコレクションに加えてオートクチュールのデザインにも参加。その後、2018年より「ミスター イット(mister it.)」をスタート。

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