「ケンゾー（KENZO）」が、8年ぶりに単独ウィメンズウェアショーをパリで開催。アーティスティックディレクターのNIGOによりメゾンのアーカイヴを掘り下げながら、遊び心あふれる2025年秋冬ウィメンズコレクションとなった。

　創設者 高田賢三の喜びを表現する卓越した才能、アンディ・ウォーホルのポップな創意工夫、そしてNIGO自身の経験をコレクションに反映。高田賢三による1979年のスケッチからインスピレーションを得たピンクとブルーのウサギが主役となり、それらのモチーフがコレクションに散りばめられた。ボーイフレンドフィットのタキシードブレザーなどマスキュリンなワードローブをベースに、シルクサテンのキャミソールスリップといったフェミニンな装飾をスタイリング。日本のセルヴィッジデニム、ヴィンテージのカレッジジャケット風にアトリエメンバーのサインが刺繍されたパーカ、そして終盤はウサギのぬいぐるみをまとったかのようなルックが登場。「ニューエラ（New Era）」とのコラボレーションでは、59FIFTYキャップのカプセルコレクションが発表された。

インタビュー

2つのブランドを手掛けたNIGOの仕事　「ケンゾー」は新体制に

FASHION注目コレクション