デザイナー岩谷俊和氏が手掛ける「DRESS33（ドレスサーティスリー）」。パリコレクションにデビューして以来2シーズン目となる2009-10年秋冬コレクションが東京で発表となった。

　今回のテーマはエリザベスとスペイン。前回のデビューコレクションに見られた大胆かつエレガントな装飾はそのままに、情熱的なカラーに乗せた咲き乱れる花のモチーフとダイナミックなディテールが、岩谷氏の得意とする素材使いとシルエットをより際立たせた。

　岩谷氏は、デビューシーズンからの変化として、「今までやってきた事を、より構築的に完成させた」と語る。また、今回は文化服装学院を会場に選び、シーズンオフのショーということもあって、学生を含めた一般向けにもショーを開催した岩谷氏。「通常、一部の人しか見る事のないコレクションを、多くの人に見てもらう事が出来た」とし、より多くの層にブランドの認知を広げる素晴らしい機会となったことを話した。