Image by: doublet
井野将之が手掛ける「ダブレット(doublet)」が、パリファッションウィークで2025年春夏コレクションを発表した。コレクションタイトルは「IDOL」で、誰かを応援したい気持ちをアイテムに反映。来場者には推し活うちわが配られ、横断幕が上がると同時にショーは開始した。
応援団の学ラン風コートを身にまとい、チアリーダーのポンポン風バッグを持ったファーストルックからショーはスタートし、日本の歌手・アイドルを想起させるモチーフやペンライト、アイドルのポラロイドなど推し活グッズを配したワークジャケットとパンツ、ファンダムに関連するバッジなどで覆われたハンドバッグ、通称”痛バッグ”など、推し事から着想を得たアイテムが多く登場した。こうしたデザインを用いた背景として、井野は「本当にこれまで色々な人に応援してもらってここまできた。そういう人たちもそうですし、リサイクルの分野に向き合ってる人たちを推したい、応援したいという気持ちがあった」と語り、コレクションでは、バイオベンチャーのスパイバー(Spiber)が生産する構造タンパク質素材、「ブリュード・プロテイン(Brewed Protein)繊維」や「サステブ(susteb)」の再生素材を採用した。また、引き続きデザインラボラトリー「シンフラックス(Synflux)」とも協働し、同社独自のパターンメイキング技術「アルゴリズミック クチュール(Algorithmic Couture)」を活用して廃棄布を削減。そのほか、江崎賢が手掛ける「ベータ ポスト(beta post)」や「コンバース(CONVERSE)」、「キッズラブゲイト(KIDS LOVE GAITE)」などとのコラボレーションアイテムも発表した。
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