Image by: ©Launchmetrics Spotlight
「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTAGA VENETA)」が発表した2025年サマーコレクションは、「子ども部屋」にいるような胸が高まる冒険心や慣習に縛られない自由さを遊び心をもって表現。そのテーマを象徴するように、会場にはインテリアブランド「ザノッタ」が制作した15種のアニマルのレザークッションが配置され、その愛くるしさに会場入りしたゲストはみな心を奪われた。コレクションはそれぞれ異なる登場人物のキャラクターを物語るようなドレッシングで、思春期を経て大人になった姿を描き出している。パンツの片足がドッキングされたアシンメトリースカートはありそうでなかった構造ながら、スーツやシャツと自然にスタイリングされ全体を通してキーアイテムとして登場した。ある人はスーパーの買い物袋を模したバッグを持ち、ある人は花束を持ち、またある人はランチバッグを持ってウォーキング。何気ない日常の風景でありながら、いずれもよく見るとブランドのクラフツマンシップが凝縮されたレザーのアクセサリーであることがわかる。レザー加工のテクニックは毎シーズン進化を遂げており、シワのよったウサギのプリントTシャツにジーンズ、フランネルシャツを腰巻きにした一見平凡なルックは実は全てレザー製。芸術性の高いイントレチャートを応用した総レザーのコートやレザーフリンジがインパクトのあるヘッドピース、レザーにスパンコールをあしらったしなやかなドレスなど見応えのあるピースがある一方で、ドレスの襟やシューズのストラップにはカエルモチーフのジュエリーが自由に動きまわるように取り付けられ、ベルトにはウサギの耳のバックルがデザインされるなど心躍る要素が散りばめられ、ユーモラスのアクセントを絶妙なバランスで取り入れている。
過去のコレクション
RANKING TOP 10
アクセスランキング
銀行やメディアとのもたれ合いが元凶? 鹿児島「山形屋」再生計画が苦境