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Image by: Courtesy of Alexander McQueen
クリエイティブ・ディレクターに就任したショーン・マクギアー(Seán McGirr)による2シーズン目の「アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)」2025年春夏コレクション。崩れた床の下にスモークを焚いたランウェイで発表された。
マクギアーの出身地であるアイルランドに伝わる妖精で、人の死を叫び声で予告するという"バンシー"を象徴的に捉えたというコレクションは、ストイックなブラックのテーラリングでスタート。英国スーツの伝統を覆し、絞られたウエストからドレープが流れるロングジャケットや、一部が分断されて断面にフリルを施したジャケットとパンツはミステリアスなムード。コットンポプリンのシャツは曲線を描く高い襟が特徴で、ドレスは極薄のシルクシフォンやオーガンザ、ほつれたジョーゼット、蜘蛛の巣のようなレースといった繊細な素材をふんだんに用いて仕立てられた。ゴールドのビーズ刺繍が隙間なく施されたジャケットはインパクト大。ラストルックは頭の先から全身がシルバーのスパングルやビジューで覆われ、まるでバンシーを具現化したかのよう。アクセサリーもバンシーの伝説に根ざし、櫛やチェーンといったオブジェクトから着想を得たという。
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