デザイナーのおゆい(Oyui)が手掛けるウィメンズブランド。フェミニンなヴィンテージスタイルに今のムードを掛け合わせたミックス感のあるアイテムを提案。ヴィンテージショップで働いていた経験を活かし、ヴィンテージの中に新しさが宿る"100年後の人にも愛される服作り"を目指す。
SIIILONのコレクション
千葉県出身。服飾専門学校を卒業後、「アシードンクラウド(ASEEDONCLOUD)」のデザイナー玉井健太郎に師事。その後ヴィンテージショップで経験を積み、2014年12月に「シーロン(SIIILON)」をスタート。17年、ヴィンテージセレクトショップ「エイプリル(APRIL)」を代官山に開店。
ADVERTISING
目次
- CHARACTERITIC ITEM -
「シーロン」を象徴するのはボリュームのあるフォルム
たっぷりのギャザーを寄せたパフスリーブのシャツやニット、贅沢にラッフルを重ねた大きなつけ襟、ボディラインを拾わないバルーンシルエットのドレスなど、ボリューム感のあるアイテムがブランドの定番。対してウエストはタイトに絞ったりベルトマークしたりすることでメリハリの効いたアワーグラスのシルエットを描き、ノスタルジックでキュートなムードを強めている。
- STORE -
オススメショップは、デザイナーが運営するヴィンテージショップ「APRIL」
デザイナーはシーロンとヴィンテージアイテムを並べるショップ「エイプリル」も手掛けている。代官山駅から徒歩1分のマンションの1室に位置し、古着のほかブランドの新作、アーカイヴをミックスして販売。新旧を織り交ぜたスタイリングによって、デザイナーの世界観がより色濃く反映された空間になっている。
Image by: SIIILON
- COLLABORATION -
印象に残っているコラボレーションは「ハルタ」とのシューズ
デザイナーが印象に残っているコラボレーションは、シューズブランド「ハルタ(HARUTA)」との協業。2021年に発表した第2弾では、ブラックのローファーをベースに、ノスタルジックなモチーフをあしらった2型をラインナップした。また2022年に発表された第3段では、デザイナーのOyuiが子どもの頃に遊んだ人形から着想し、空気を含んだような質感のリボンをトップに配したシューズを含む3型を発表。「人々に長く愛されるトラッドシューズの老舗ブランドとコラボレーションできたことは、幅広い層の方にブランドを知っていただく大きな機会となった」とデザイナーは手応えを語っている。
Image by: SIIILON
- 2022AW COLLECTION -
2022年秋冬コレクションは、ぬいぐるみの型紙をプリントしたテキスタイルが登場
「My darling daughter.」をテーマに制作した2022年秋冬コレクションは、愛しい我が子への想いが詰まったコレクションだ。今シーズンの象徴となっているのは、ぬいぐるみが作成できる型紙がプリントされたオリジナルテキスタイル。「着れなくなった洋服をクッションやぬいぐるみとして作り変え長く愛してもらいたい」というデザイナーの想いが詰まっており、環境に優しいアイテムをブランドならではの方法で提案している。
次のページは>>>
主要年表
【2022年】
「ハルタ」とのコラボレーションアイテム第3弾を発表。
【2021年】
「ハルタ」とのコラボレーションアイテムを発表。
ラフォーレ原宿の気鋭ショップ「シープ」に出店。
「シューシャ」とコラボレーション。
【2020年】
渋谷パルコに出店。
【2018年】「シーナウトウキョウ」のライブ動画イベントに参加。
カンナビス レディースとカプセルコレクションを発売。
【2017年】
ミツカルストア青山店でポップアップ開催。
デザイナーおゆいがビンテージやオリジナルを扱うショップを代官山にオープン。
独ヴィンテージスニーカーとコラボ。
【2014年】
デザイナーおゆいが「シーロン」をスタート。
RANKING TOP 10
アクセスランキング
銀行やメディアとのもたれ合いが元凶? 鹿児島「山形屋」再生計画が苦境