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Paul Smith

ポール・スミス

ポール・スミス(Paul Smith)とは?

メンズウィメンズ

Paul Smith

ポール・スミス

ポール・スミス(Paul Smith)とは?

メンズウィメンズ

1970年、当時24歳のポール・スミス(Paul Smith)が英ノッティンガムにショップをオープンしたのが始まり。英国テーラードに鮮やかな色合わせやプリントで独特のスパイスを加えたコレクションが特徴。メンズとウィメンズのコレクションラインに加えてセカンドラインの「PS ポール・スミス(PS PAUL SMITH)」を展開するほか、服飾雑貨から時計、アクセサリー、家具まで、アイテムは多岐にわたる。国内におけるマスターライセンシーは伊藤忠商事(2023年1月時点)。メンズウェアはジョイックスコーポレーション、ウィメンズウェアはオンワード樫山がライセンス展開している

ポール・スミス

Paul Smith

1946年、イギリス・ノッティンガム生まれ。プロのロードレーサーを目指すも、17歳の時に負った事故の怪我で挫折。1970年、ポール・スミス・リミテッドを設立し、ノッティンガムに自身のショップをオープン。76年にパリ・コレクションに初参加。84年に日本進出し、南青山に直営店を構える。93年にウィメンズを始動。95年には功績を讃えられ、エリザベス女王から大英帝国勲章を授与された。服飾雑貨のほかキッズやインテリアなども拡充し、現在も創業デザイナーとして手腕を発揮している。

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- BRAND CONCEPT -

ブランドコンセプトは「ひねりのあるクラシック」

 ベースはあくまでもクラシックなブリティッシュ テーラード。そこにプリントでカラーコントラストを効かせたり、毒っ気のあるモチーフをのせたりと、ポール・スミスならではの絶妙なユーモアを融合させたコンテンポラリーなコレクションを提案している。50周年を記念して復刻したスパゲティー柄のシュールなアイテムが記憶に新しい。

「ポール・スミス」創立50周年を記念したカプセルコレクション

創立50周年を記念したカプセルコレクション

Image by: ポール・スミス

- CHARACTERISTIC ITEM -

ポール・スミスを代表するアイテムはスーツ

 コレクションの中核はテーラード。ルーツである英国紳士服の確かな仕立ての良さを体験できる、ブランドの筆頭アイテムだ。無駄を削ぎ落としたクリーンでミニマルなシルエットと、心地良いフィットにこだわっている。ベストセラーは、伸縮性や撥水性、防シワなど機能に優れた強撚糸ウールで仕立てたトラベルスーツ"A Suit To Travel In"。ビジネスとカジュアルの境界線が曖昧な今の時代にフィットした、幅広いシーンで活躍する汎用性の高さと着心地の良さが魅力。メンズとウィメンズともに展開している。

Paul Smith "A SUIT TO TRAVEL IN" 2015-16AW 東京コレクション

Paul Smith "A SUIT TO TRAVEL IN" 2015-16AW 東京コレクション

Image by: FASHIONSNAP

 カラフルな色使いでテーラードにみずみずしい若さを加えるポール・スミスらしいシグネチャーデザインが、色鮮やかなマルチストライプ。シャツやスカートといったウェアのほか、ネクタイやバッグ、時にはSLG(スモールレザーグッズ)のトリミングといったディテールにあしらわれることも。一目見てポール・スミスとわかる遊び心たっぷりなアクセントとして、あらゆるアイテムに用いられている。

ポール・スミス シグネチャーストライプ コットントランクス

「ポール・スミス」シグネチャーストライプ コットントランクス

- COLLABORATION -

異業種コラボレーションにも積極的

 幅広い交友関係を持つポール・スミスは、ファッション業界の垣根を超えたコラボレーションの先駆者でもある。「ミニ(MINI)」や「ランドローバー(LAND ROVER)」といった自動車から「アングルポイズ(ANGLEPOISE)」のランプ、「カランダッシュ(Caran d’Ache)」のペン、「エビアン(evian)」のボトルまで、実にバラエティ豊か。父親が写真家だったことから、写真への造詣も深いポールらしい「ライカ(Leica)」とも2度協業している。

- SHOP -

店ごとにコンセプトが異なるユニークな直営店

 ポール・スミスの直営店は店舗ごとにコンセプトが異なり、展示されたアート作品も見応えがある。たとえば六本木店は、鮮やかな赤いファサードが目印。23メートルの壁一面に作られた圧巻の「アートウォール」は、ポールが撮影した写真やポスターなどの作品が隙間なく並べられている。大阪のメンズ路面店は、19年に英国でスタートした「メイド トゥメジャー(Made to Measure)」のサービスを国内初導入。店内奥には専用のフィッティング&コンサルテーションスペースが設けられ、アポイントなしでオーダーができる。

「ポール・スミス(Paul Smith)」大阪エリア初となるメンズの路面店
「ポール・スミス(Paul Smith)」大阪エリア初となるメンズの路面店
「ポール・スミス(Paul Smith)」大阪エリア初となるメンズの路面店

「ポール・スミス(Paul Smith)」大阪エリア初となるメンズの路面店

Image by: FASHIONSNAP

「ポール・スミス」六本木店

「ポール・スミス」六本木店

Image by: FASHIONSNAP

- COLLECTION -

ポール・スミスを構成する3つのライン

ポール・スミス

 フォーマルウェアを含めるファーストライン。メンズとウィメンズをパリで発表している。

PS ポール・スミス

 カジュアルウェアを中心とするディフュージョンライン。メンズとウィメンズ、キッズを展開。1980年代スタイルをコンセプトに、差し色やグラフィックプリントなどをアクセントにプラス。若年層に向けて、スーツからアクセサリー、バッグ&シューズ、ウオッチやアイウェアまでトータルに揃える。

ポール・スミス コレクション

 ジョイックス・コーポレーションが1990年に始動した、メンズの日本限定プレステージライン。ハイクオリティ、ハンドメイドフィーリング、アーティスティックフィーリングの3つの要素に、ポール・スミスのデザインスピリットを融合したメンズウェアを提案する。

主要年表

【2022年】
サングラスやアイウェアを製造するマーション アイウェア(Marchon Eyewear)と独占的グローバルライセンス契約を締結
ブランド初のホームフレグランスコレクションを発売。

【2021年】
青山の旗艦店「ポール・スミス スペース」を閉店。

【2020年】
ブランド創立50周年を迎え、アーカイブプリントを落とし込んだカプセルコレクションを発売。
アーティストのクリストフ・ニーマンとコラボレーションしたカプセルコレクションを発売。

【2019年】
大阪にエリア初となるメンズ路面店をオープン。「メイド トゥ メジャー(Made to Measure)」のサービスを国内初導入。
「ライカ」「グローブ・トロッター」「コンバース」とコラボレーション。
デヴィッド・ボウイの数量限定アナログ盤アルバム、ケミカル・ブラザーズとのコラボTシャツなど音楽アーティストとも協業。
女性向けのラウンジウェアをローンチ。

【2018年】
「ニューバランス」とコラボレーション。

【2017年】
ピッティ・イマージネ・ウオモのゲストデザイナーとしてフィレンツェでショーを開催。
「PS バイ ポール・スミス」国内初の旗艦店を原宿・キャットストリートにオープン。
メンズとウィメンズのコレクションを統合し、発表の場をロンドンからパリへ変更。2017-18年秋冬コレクションをパリで発表。

【2016年】
展覧会「HELLO, MY NAME IS PAUL SMITH」を東京、名古屋、京都で巡回開催。
メンズとウィメンズのフルラインを揃える国内最大の路面店を六本木にオープン。
ポール・スミスがフランスの最高勲章であるレジオン・ドヌール勲章を受章。
2016-17年秋冬から、メンズとウィメンズの各ラインを2ラインに統合。ファーストラインの「ポール・スミス」は、これまでの「ポール・スミス」と「ポール・スミス ロンドン」を統合。「PS ポール・スミス」と「ポール・スミス ジーンズ」は「PS バイ ポール・スミス」に統合した。
ポール・スミスがディレクションを担当した「アールニューボールド」は2016年春夏で終了。

【2015年】
「ポール・スミス ウォッチ」が発売20周年を迎える(1995年)。
トラベルスーツコレクション“A Suit To Travel In”を発表。

【2014年】
MRポーターとコラボレーションした自転車コレクションを発売。

【2013年】
「ポール・スミス ジュニア」六本木ヒルズ店をオープン。

【2010年】
ミネラルウォーター「エビアン」のボトルをデザイン。
キッズライン「ポール・スミス ジュニア」をローンチ。
メンズの路面店「ポール・スミス 丸の内店」をオープン。(現在はメンズとウィメンズの複合店)

【2006年】
青山の旗艦店「ポール・スミス スペース」をオープン。

【1995年】
ポール・スミスがエリザベス女王から大英帝国勲章を授与。

【1993年】
ウィメンズライン、カジュアルライン「アールニューボールド」、アイウエアラインをローンチ。

【1984年】
日本上陸し、青山に直営店をオープン。

【1976年】
パリ・コレクションに初参加。

【1970年】
ポール・スミス・リミテッドを設立し、ノッティンガムに自身のショップをオープン。

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