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MIKAGE SHIN

ミカゲシン

「ミカゲ シン」とは?——独創的なプリントアイテムから店舗、コレクション紹介まで

ウィメンズ
ウィメンズ

デザイナー進美影が手がけるファッションブランド。哲学的なコンセプトと構築的なパターン、ストーリーに基づくオリジナルのグラフィックを掛け合わせたデザインが特徴。「個人の強さと知性を引き出す服」をコンセプトに掲げ、ジェンダーや年齢、国籍にとらわれないコレクションを提案している。近年は、サスティナブルな素材を積極的に取り入れるなど環境問題に配慮したもの作りにも取り組む。

デザイナー

進美影

Mikage Shin

1991年4月28日、東京都生まれ。2014年、早稲田大学政治経済学部を卒業後、一般企業に入社。17年に退社し、渡米。パーソンズ美術大学に入学。19年、卒業後にニューヨークで自身のブランド「ミカゲ シン」をスタート。ニューヨークやパリのファッションウィークに参加。翌年帰国し、活動拠点を日本に移す。21年秋冬シーズンからRakuten Fashion Week TOKYOに参加。23年秋冬はオフスケジュールで発表した。

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- CHARACTERISTIC ITEM -

ブランドの人気アイテムはオリジナリティ溢れるプリントワンピース

 「ミカゲ シン」を象徴するアイテムはプリントシリーズ。オリジナルの大理石プリントをシャツやトップスなどに落とし込んだアイテムを、ほぼ毎シーズン発表している。建材で多用される身近なモチーフでありながら知性やエレガンスが漂うムードに仕上げ、女性だけではなく男性にも支持されている。

白いワンピースを纏った女性
白いワンピースの前
白いワンピースの襟元
馬が描かれたプリント
白いワンピースの袖口
白いワンピースの後ろ
白いワンピースの襟元
黒いワンピース

MIKAGE SHIN 2021AW 東京コレクション

Image by: FASHIONSNAP

 なかでも一番人気なアイテムが、馬をモチーフにしたホースドレス。2021年春夏では、世界で初めて被写体の連続写真の撮影に成功したエドワード・マイブリッジ(Eadweard Muybridge)の馬が疾走する写真をモチーフに起用。「コロナ禍の世の中でも少しでも前に進めるように」と、着る人の背中を押すメッセージを込めた。2021年秋冬のモチーフは、17世紀のオランダのヴィンテージの理学書の挿絵から。馬や動物の重心移動について説明された絵をグラフィックに起こし、一度サテン布地にプリント。あえて別の布地のワンピースに縫い付ける事で、作り込みの重厚感をプラスし高級感のあるワンピースに仕上げた。

- BRAND CONCEPT -

性別や年齢といった壁を取り去り、着る人の内面や本質を反映する洋服

 ブランドコンセプトについてデザイナーは「ジェンダーや国籍、年齢に関係なく、着る人の内面や本質を反映する服を作りたいと思った」と説明する。"洋服はその人がどんな人間であるかを最初に表現するもの"という考えから、その人の知性やクリエイティビティ、社会に対する考えやアイデンティティを代弁する服作りを目指している。そんな強い想いを落とし込みながらも、コレクションはデイリーにまといやすいベーシックカラーのシンプルなデザイン。揺れるプリーツや異素材のハイブリッドといったディテールを引き立てる、しなやかで構築的なシルエットが特徴だ。

- SHOP -

オススメの店舗は全部

 アイテムは公式オンラインストアで購入可能。リアル店舗では日本橋高島屋や松屋銀座といった百貨店の他、ニューヨークの「Flying Solo」など海外へも展開を拡げている。

>>ほか取り扱い店舗一覧(2022年4月8日時点)

- RUNWAY SHOW -

ブランドの進むべき道が明確になった、初めての東コレ

 デザイナーが印象深いシーズンとして挙げるのが2020年3月、初めてRakuten Fashion Week TOKYOで発表した2021年秋冬のショー。東京では初となるショーで、25ルック以上のコレクションを発表したのも初めてだった。「きちんと"意味のある"本質的な演出をしたかったので、演出家の方や音楽家の方々とコンセプトやストーリーについて何度も話し合い、相互の矛盾が無いように作り上げました」。奇を衒うことなく、ブランドの世界観を存分に表現したストイックなランウェイショーを披露した。

MIKAGE SHIN 2021秋冬 東京コレクション
MIKAGE SHIN 2021秋冬 東京コレクション

MIKAGE SHIN 2021秋冬 東京コレクション

 ショーの反響は大きく、ブランドの認知度を高めてファンを拡大。「シンプルに、質の良い音楽と演出、格好良い服さえ追究すれば、きちんと伝わる人には伝わるんだと感動したことを覚えています。あのショーを境にブランドの人生がガラッと変わり、進むべき道が明確になりました」とデザイナーは振り返る。

- COLLECTION -

2022年春夏コレクションの特徴

白いドレスを纏った女性モデル

MIKAGE SHIN 2022年春夏コレクション

ロングケープを纏った男性モデル

MIKAGE SHIN 2022年春夏コレクション

 1920年に結成され、日本初の建築運動を推進した「分離派建築会」に着想を得た。当時の旧態依然としていた建築界において新しい時代を目指し奮闘した組織と、2021年のコロナ禍や社会体制の混沌とした現状を打破し、同じく新しい時代を切り拓く意思を重ね合わせ、コレクションで示した。キーワードは"都市と田園"、"彫塑的なもの"。今季のシグネチャーモチーフとなった手描きの田園柄を、フォーマルなシャツやジャケットにミックス。都会的なアイテムに牧歌的なプリントを掛け合わせ、"都市と田園"のコントラストを描いた。また、分離派建築の特徴である曲線を、流線的なシルエットや立体的なシャーリングのテクニックで表現。彫刻的なボリュームを平面的なテキスタイルに落とし込むことで、コレクションのテーマを浮かび上がらせた。

- FAVORITE LOOK -

2022年春夏 デザイナー進のお気に入りルック

 デザイナーお気に入りのルックは、幾重にもたたんだプリーツが存在感のあるホワイトドレス。パールのような上質な光沢のあるリサイクルサテンを採用し、プリーツをランダムに施すことでランウェイで印象的に乱反射した。「実はこのドレスは、ダイヤグラム柄の特殊プリーツ加工を施したつけ襟を15枚重ねています。1着として縫われてはおらず、すべてバラバラのパーツをステージ裏でライブで組み立てて行ったので、時間との戦いで非常に緊張しました」と明かしている。

MIKAGE SHIN 2022SS 東京コレクション

MIKAGE SHIN 2022SS 東京コレクション

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取り扱い店舗一覧

HISTORY

主要年表

【2022年】
初の単独ショーとなる2022年秋冬コレクションを東京で発表

【2021年】
リステアでポップアップイベントを開催
2022年春夏コレクションをRakuten Fashion Week TOKYOで発表
2021年秋冬コレクションをRakuten Fashion Week TOKYOで発表

【2019年】
進美影が自身のブランド「ミカゲ シン(MIKAGE SHIN)」を始動

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