EZUMiのコレクション
- 2022SS COLLECTION -
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最新コレクション2022年春夏の特徴
現代芸術家・杉本博司氏と建築家・榊田倫之氏による著書「Old Is New: 新素材研究所の仕事」にインスパイアされた今シーズン。杉本氏が設計する江之浦測候所にデザイナーが赴いた際、展示作品に感じた「見立て」という行為からデザインを拡げていったという。
「ファッションにおいて中世、近世に用いられた素材や技法、考えを現代的に"見立て(再解釈) "、新たな服へと落とし込んでいきました。 例えばサファリジャケットをカーディガンに見立てデザインしていく、 デニムジャケットをブルゾンに見立てるなど既存のアイテムを違う何かに"見立てる"デザインをしました」 とデザイナーは説明する。アイテムの意義の再解釈を行うことで、より良い機能やデザインへと昇華させたコレクションとなった。
- FAVORITE LOOK -
2022年春夏 デザイナー江角の好きなルック
鮮やかなオレンジが目を引くワンピースのルックが江角の一押しだという。平面に置いた時にスカート部分が長方形になるという独特のパターンカッティングで作られたワンピースについて、「コンセチュアルでかつ強いデザインを表現しています」とデザイナーは話す。
- FAVORITE ITEM -
2022年春夏 デザイナー江角のお気に入りアイテムは、サイドプリーツを取り入れたアイテム
エズミが得意とするサイドプリーツを落とし込んだニットワンピースは、アイコニックなカラーリングが目を引く1枚。チュニックは既存のワンピース丈を短くし、今季らしいスタイリングができるよう仕上げている。どちらも色鮮やかなサイドプリーツが動くたびに様々な表情を見せ、着る楽しみを感じさせてくれるアイテムだ。
サイドプリーツを取り入れたワンピース
Image by: EZUMi
- 2021AW COLLECTION -
2021年秋冬の特徴
2021年秋冬コレクションのインスピレーション源となったのは、ディアスポラ(Diaspora)の考え。ディアスポラとは元の国家、民族の居住地から離れて暮らす国民や集団、コミュニティ、故郷から遠く離れて"移動しながら生きる"ことを指す。
そのため、エズミでは「移動するための服」について思考。「軍隊の制服は移動するため、行動のための機能はある。今季はヨーロッパの国々のミリタリーユニフォームに焦点を当て、理由のある機能とデザインを現代的に服へと落とし込んだ。そしてパレスチナのディアスポラ民族衣装から装飾をインスピレーションにコレクションを構成している」と江角は説明している。
「2020年から続くコロナ禍の状況の中で、移動することが重くなってきていると感じた。移動するという行動を考えるとミリタリーの服の特徴と構造が理にかなっていて、そこからヨーロッパ軍のみのディティールをリサーチしデザインに落とし込んでいきました」。
- FAVORITE LOOK&ITEM -
2021年秋冬 デザイナー江角の好きなルック
2021年秋冬コレクション
Image by: EZUMi
江角がピップアップしたルックは全て、ヨーロッパ軍のミリタリーユニフォームのディテールからインスパイアされ現代的にデザインしたアイテムだ。
なかでも気に入っているアイテムとして挙げたのはコート、ジャケット、カーディガン。「イギリス、フランス、スウェーデンなどのモーターサイクルジャケットは特徴的で、その国の色が出ている。そのディテールは理由があり、機能的。これらのアウターの中には異動の時にリュックのように背負える取り外しのベルトが付いている。着心地も良く暖かい上に、脱いだ時に両手が自由になる機能があるのが特徴」と解説する。
Image by: FASHIONSNAP
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